特許
J-GLOBAL ID:200903066734504145

車両用制動力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-240861
公開番号(公開出願番号):特開平10-081218
出願日: 1996年09月11日
公開日(公表日): 1998年03月31日
要約:
【要約】【課題】アンチスキッド制御の減圧時以外のときにブレーキ液がリザーバ24、25に排出されることを抑え、アンチスキッド制御におけるリザーバ24、25の収容能力を確保するのに有利な車両用制動力制御装置を提供する。【解決手段】運転者がブレーキ操作を実行すると、液圧発生装置12がそれに基づいてブレーキ液圧を発生し、ブレーキ液圧が車輪ブレーキ13〜16に伝達される。このとき増減弁手段V1〜V4は閉である。ブレーキ操作が解除されると、増減弁手段V1〜V4が開になり車輪ブレーキ13〜16は減圧される。リザーバ遮断切替手段V8は常閉型であり、ブレーキ操作が解除されるときには、閉である。従ってブレーキ操作が解除されたとしても、車輪ブレーキ13〜16の高圧のブレーキ液がリザーバ24、25に排出されることは防止される。
請求項(抜粋):
ブレーキ操作に基づいて液圧を発生する液圧発生装置と、車輪を制動する車輪ブレーキと、前記液圧発生装置と前記車輪ブレーキとをつなぎ前記液圧発生装置の液圧を前記車輪ブレーキに伝達して前記車輪ブレーキを作動させる第1通路と、前記第1通路に接続され、前記ブレーキ操作の有無にかかわらず前記車輪ブレーキのブレーキ液圧の調整が要請されるときに作動してブレーキ液を前記車輪ブレーキに供給する液圧自動供給手段と、ブレーキ液を収容可能なリザーバと、前記車輪ブレーキと前記液圧発生装置と前記リザーバとにつながり、常閉型であり、ブレーキ操作時に閉状態で車輪ブレーキのブレーキ液圧を増圧すると共にブレーキ操作の解除に伴い開作動して前記車輪ブレーキのブレーキ液を減圧して前記液圧発生装置に排出すると共に、車輪制動時の車輪ロックに対処するアンチスキッド制御の減圧時に開作動して前記車輪ブレーキのブレーキ液を減圧して前記リザーバに排出する増減弁手段とを具備する車両用制動力制御装置であり、前記増減弁手段と前記リザーバとをつなぐ通路に設けられ、常閉型であり、ブレーキ操作が解除されるときに閉状態で前記増減弁手段と前記リザーバとを非連通として前記車輪ブレーキから前記リザーバへのブレーキ液の流れを遮断すると共に、前記アンチスキッド制御の減圧時に開作動され前記増減弁手段と前記リザーバとの連通を許容し、前記車輪ブレーキから前記リザーバへのブレーキ液の流れを許容するリザーバ遮断切替手段を具備することを特徴とする車両用制動力制御装置。

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