特許
J-GLOBAL ID:200903066737909898

海洋鋼構造物の壁面の防食帯

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 三浦 祐治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-185860
公開番号(公開出願番号):特開2000-017681
出願日: 1998年07月01日
公開日(公表日): 2000年01月18日
要約:
【要約】【課題】長期間の使用に耐え、且つ簡単な工法で形成する事ができる、海洋構造物の壁面の、干満飛沫帯に形成する防食帯。【構成】鋼製矢板を相互に連結した海洋構造物の壁面の干満飛沫帯に、所定の厚さの水中不分離性コンクリート層と該水中不分離性コンクリート層の外周を覆うチタン薄板製の保護板よりなる防食帯を形成する。チタン薄板製の保護板は多数の外周板と多数の連接板とを、横断面がC型やサヤ管を用いて交互に接続して形成する。外面板にチタン製のアンカー金具を接合すると、コンクリート層とチタン薄板製の保護板が更に密着するために好ましい。
請求項(抜粋):
鋼製杭を相互に連結した垂直な壁面の干満飛沫帯に形成した防食帯であって、該防食帯は該垂直な壁面に形成した所定の厚さの水中不分離性コンクリート層と該水中不分離性コンクリート層の外面を覆うチタン薄板製の保護板よりなり、該チタン薄板製の保護板は鋼製杭の連結部以外の部分に対面して配される外周板と連結部に対面して配される連接板とを交互に接続して形成され、各外周板は左右の端部に鋼製杭側と逆方向に5〜50mm幅の折り返しが形成された板状で、各連接板はウエブの左右にウエブとの内角が90°以上のフランジを有する溝型状で両フランジの側端には鋼管杭側と逆方向に5〜50mm幅の折り返しが形成されかつウエブには複数のボルト嵌通孔が形成された薄板製で、外周板と連接板との接続はそれぞれの折り返しを互いに突き合せ、別途作成した横断面がC字状のチタン薄板製のサヤ管を用いて外周板の折り返しの折り曲げ部と連接板の折り返しの折り曲げ部をC字状の内部に一緒に嵌入する接続であり、保護板の全体は一端が鋼製杭の爪に接合され他端が水中不分離性コンクリート層から突出したボルトの他端に連接板のボルト嵌通孔を嵌通しナット締めして鋼製杭に保持されていることを特徴とする、海洋鋼構造物の壁面の防食帯。
IPC (2件):
E02D 31/06 ,  E02B 3/16
FI (2件):
E02D 31/06 C ,  E02B 3/16 Z

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