特許
J-GLOBAL ID:200903066761105929

内燃機関のバルブタイミング制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 志賀 富士弥 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-272788
公開番号(公開出願番号):特開2002-089212
出願日: 2000年09月08日
公開日(公表日): 2002年03月27日
要約:
【要約】【課題】 シリンダ孔の軸心から偏寄した位置に形成された大気圧導通路を通してシリンダ孔内の作動油が急激に排出されたときに、ロックピンが傾斜するのを防止する。ロックピンの作動を常時スムーズにする。【解決手段】 シリンダ孔36の内部にばね部材38の一端を支持するばね支持ピン39を収容する。ばね支持ピン39に、円周方向に複数の流通口46を有しばね部材38の端部を直接支持するフランジ部43と、フランジ部43の一方の面に突設されてロックピン37がフランジ部43に当接する前にロックピン37の後退変位を規制するストッパ突起44と、フランジ部43の他方の面に突設されて、フランジ部43の背面側に大気圧導通路42に連通する環状空間47を形成するスペーサ突起45と、を設ける。ロックピン37の背部の作動油は流通口43と環状空間47を通って大気圧導通路42に排出される。
請求項(抜粋):
内燃機関のクランクシャフトによって駆動される駆動力伝達部材と、外周に機関弁を作動させるための駆動カムを有する一方で前記駆動力伝達部材が必要に応じて相対回転できるように組み付けられ、前記駆動力伝達部材から動力を伝達されて従動回転するカムシャフトと、前記駆動力伝達部材とカムシャフトのいずれか一方と一体化されて回転するハウジング部材と、前記ハウジング部材内に収容され、前記駆動力伝達部材とカムシャフトの他方と一体化されて回転するベーン部材と、前記ハウジング部材内に設けられ、油圧によって前記ベーン部材を回動させる進角油圧室及び遅角油圧室と、前記進角油圧室及び遅角油圧室に連通し、これらの油圧室に選択的に油圧を吸排する油圧吸排手段と、内燃機関の運転状態に応じて前記ハウジング部材とベーン部材を一方側に相対回動させた状態で両者を機械的にロックするロック機構と、を備えた内燃機関のバルブタイミング制御装置であって、このロック機構が、前記ベーン部材とハウジング部材のうちの一方に形成されたシリンダ孔に進退自在に収容されたロックピンと、このロックピンを突出方向に付勢するばね部材と、前記ベーン部材とハウジング部材のうちの他方に形成され、この両者が設定相対回動位置にあるときに前記ロックピンの先端部が嵌合されるロック穴と、油圧室の油圧を導入して前記ロックピンを後退させるロック解除通路と、前記シリンダ孔内の軸心部から偏寄した位置に形成され、前記シリンダ孔の底部側を大気圧に維持する大気圧導通路と、を有するものにおいて、前記シリンダ孔の内部に前記ばね部材の一端を支持するばね支持部材を収容し、このばね支持部材に、円周方向に複数の流通口を有し前記ばね部材の端部を直接支持するフランジ部と、このフランジ部のロックピン側の面に突設されて前記ロックピンがフランジ部に当接する前にロックピンの後退変位を規制するストッパ突起と、前記フランジ部のロックピンと逆側の面に突設されて、前記フランジ部の背面側に前記大気圧導通路に連通する環状空間を形成するスペーサ突起と、を設けたことを特徴とする内燃機関のバルブタイミング制御装置。
Fターム (13件):
3G018AB02 ,  3G018AB04 ,  3G018AB05 ,  3G018AB07 ,  3G018AB16 ,  3G018BA29 ,  3G018BA33 ,  3G018CA19 ,  3G018DA63 ,  3G018EA33 ,  3G018FA01 ,  3G018FA07 ,  3G018GA02
引用特許:
出願人引用 (2件)

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