特許
J-GLOBAL ID:200903066822376246
バッチ式反応器の温度制御方法及び装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
中村 稔 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-014915
公開番号(公開出願番号):特開平10-211426
出願日: 1997年01月29日
公開日(公表日): 1998年08月11日
要約:
【要約】【課題】 バッチ式反応器において、原料供給速度を極力高く維持しながら、内部の原料混合物の温度制御を的確に行うことができる温度制御を達成する。【解決手段】 冷却水出口温度が100°Cより高い場合には、総括伝熱係数Uを本例では、50[Kcal/m2hr °C] だけ増大させる。冷却水出口温度が所定値より高い場合には、与えられている総括伝熱係数に基づいて算定した熱移動量よりも実際の熱移動量多く、熱交換が推定よりも効率的に行われていることを示す。この場合には、現在与えられている総括伝熱係数よりも実際に生じている熱移動の総括伝熱係数のほうが大きい。決定された総括伝熱係数に基づいて上記(3)式に基づいて原料供給量を算出し、この値に基づいて、制御ユニットは、原料供給量を制御する。総括伝熱係数Uを50[Kcal/m2hr °C] だけ減少させる。熱移動が仮定値よりも効率的に行われておらず、与えられた総括伝熱係数が実際の熱移動における場合よりも小さいことを考慮する。
請求項(抜粋):
追加原料の供給にともなって収容されている容積が増大する原料混合物を温度制御しながら反応させて、反応生成物が所定量に達し、反応を完結させた後、反応器から取り出すようになったバッチ式反応器の温度制御方法において、反応器内に設置された熱交換装置に熱交換媒体を流通させて前記原料混合物と熱交換させ、前記熱交換媒体の反応器への入口温度を検出し、前記熱交換媒体の反応器からの出口温度を検出し、前記反応器内の前記原料混合物の容積の増大にともなって変化する前記熱交換装置と原料混合物との実際の熱交換伝熱面積を推定し、前記熱交換媒体と前記原料混合物との熱交換の総括伝熱係数を推定し、前記熱交換装置の前記推定された総括伝熱係数に対応する熱交換能力を推定し、前記原料混合物の反応温度が所定範囲内になるように熱交換媒体の供給を制御し、前記熱交換装置の熱交換能力に対応した前記追加原料の供給量を推定し、該推定された供給量で追加原料を反応器に導入するようになったことを特徴とする温度制御方法。
IPC (4件):
B01J 14/00
, B01J 19/00
, B01J 19/00 301
, C08G 65/00
FI (4件):
B01J 14/00 D
, B01J 19/00 J
, B01J 19/00 301 A
, C08G 65/00
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