特許
J-GLOBAL ID:200903066886349390
木造建物の制振壁構造
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-230505
公開番号(公開出願番号):特開2001-055841
出願日: 1999年08月17日
公開日(公表日): 2001年02月27日
要約:
【要約】【課題】木造建物の筋違を有する壁構造において、木造建物の骨組みを塑性変形させようとする地震などの振動エネルギーを吸収し、振動を減衰させうる制振壁構造を作り、従って、特に間仕切壁への適用だけで、一般木造住宅などの木造建物を制振構造とすることを容易に可能にする。【解決手段】制振壁構造1は、筋違5が壁内部空間の内側・外側の一部空間を占めるとともに、筋違が占めない壁内部空間を上下の仕切り梁6、7の架設により上中下の3空間10〜12に分け、間柱13を上下の空間10、12に装架し、かつ上下の変位部材8、9を上下の仕切り梁6,7に幅方向に限られた長さ範囲で摺動自在に備えてなる。上下の変位伝達材14、15により上梁2と変位部材8また下梁もしくは基礎3と変位部材9は幅方向の動きを許容するように結合され、かつ中央空間12にてダンパ装置16が上下二つの変位部材8、9間に連結されている。
請求項(抜粋):
木造建物の筋違を有する壁構造に振動減衰機構が組み入れられた制振壁構造であって、筋違が壁内部空間の内側もしくは外側の一部空間を占めるとともに、筋違が占めない残りの壁内部空間において、二つの仕切り梁を壁構造の左右の柱間にそれぞれ架設して、該残りの壁内部空間を上部空間、中央空間および下部空間に分け、間柱を該上部空間および該下部空間においてそれぞれ、壁構造の上下方向に装架するとともに、二つの変位部材を前記二つの仕切り梁にそれぞれ、壁構造の幅方向に限られた長さ範囲で摺動自在に備え、変位伝達材を前記の上部空間において壁構造の上梁と上側の変位部材との間に、また前記の下部空間において壁構造の下梁もしくは基礎と下側の変位部材との間にそれぞれ、壁構造の幅方向の動きを許容するように結合し、そして前記の中央空間において、振動を減衰するダンパ装置を前記の上側の変位部材と前記の下側の変位部材との間に連結してなることを特徴とする、木造建物の制振壁構造。
IPC (2件):
E04H 9/02 311
, E04B 2/56 643
FI (2件):
E04H 9/02 311
, E04B 2/56 643 A
Fターム (19件):
2E002EB12
, 2E002FA02
, 2E002FA03
, 2E002FB11
, 2E002FB15
, 2E002FB23
, 2E002HA02
, 2E002HB02
, 2E002JA01
, 2E002JA02
, 2E002JB02
, 2E002JB14
, 2E002LA00
, 2E002LA03
, 2E002LB03
, 2E002LB09
, 2E002LB13
, 2E002LC02
, 2E002MA12
前のページに戻る