特許

J-GLOBAL ID：200903066911273400

液体の熱伝達能評価方法及びそれを用いた熱処理評価方法

発明者： 井上 達雄 ,  金森 英夫 ,  有本 享三
出願人/特許権者： 出光興産株式会社 ,  株式会社シーアールシー総合研究所
代理人 (1件)： 木下 實三 (外2名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-295512
公開番号（公開出願番号）：特開平7-146264
出願日： 1993年11月25日
公開日（公表日）： 1995年06月06日
要約：

【要約】【目的】 冷却や加熱などの熱処理をおこなう際に、対象物と熱伝達を行う液体の熱伝達能を正確に評価できる熱伝達能評価方法を提供すること。【構成】 熱処理対象物と同一あるいは類似した形状の基準体と評価対象となる液体との間の熱伝導方程式を設定し(ステップ41)、前記基準体および液体を用いた熱処理過程における前記基準体表面の温度変化を測定し(ステップ42)、熱伝導方程式における熱伝達率をその固有関数を用いて同定し(ステップ43,44)、評価対象液体の熱伝達能を評価する。この熱伝達率は、評価対象液の熱伝達能を絶対値で表すものであるため、各々の液体の熱伝達能を客観的に比較検討することが可能となり、各装置や加工物等に応じた最適な液体を選択できる。

請求項（抜粋）：

熱処理などに用いられる液体の熱伝達能評価方法であって、熱処理対象物と同一あるいは類似した形状の基準体と評価対象となる液体との間の熱伝導方程式を設定するとともに、前記基準体および液体を用いた熱処理過程における前記基準体表面の温度変化を測定し、前記熱伝導方程式における熱伝達率をその係数を決定して求める解析解である固有関数と前記熱処理過程における測定値とを用いて同定し、評価対象液体の熱伝達能を評価することを特徴とする液体の熱伝達能評価方法。