特許
J-GLOBAL ID:200903066959848676

逆浸透膜濃縮装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 曾我 道照 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-217509
公開番号(公開出願番号):特開平10-057773
出願日: 1996年08月19日
公開日(公表日): 1998年03月03日
要約:
【要約】【課題】 被濃縮液及び濃縮液の流動を制御する弁を簡単な機構で迅速かつ確実に開閉させ、逆浸透膜濃縮装置の効率及び信頼性を向上させること。【解決手段】 逆浸透膜槽7の被濃縮液入口14と前部室25とを接続する通路52,61中に送出し逆止弁50を設ける。濃縮液出口15と後部室26とを連通する通路63,82中に注入止弁58を設ける。被濃縮液タンク1と前部室とを連通する通路62,44中に吸込み逆止弁42を設ける。後部室から濃縮液を排出する通路82,70中に排出止弁67を設ける。これらの弁の弁体48、56、40及び65は、前部室内の圧力変化と弾性力とにより開閉する。注入止弁及び排出止弁は、圧力伝達路45,53によって、開弁動作が瞬時に行われ、かつ、全閉状態がより強固に保持される。
請求項(抜粋):
逆浸透膜(11)で被濃縮液側(12)と透過液側(13)とに仕切られ、前記被濃縮液側(12)に被濃縮液入口(14)および濃縮液出口(15)が設けられた逆浸透膜槽(7)と、該逆浸透膜槽(7)の前記被濃縮液側(12)に被濃縮液を送り出すと共に該被濃縮液側(12)から濃縮液を導入する複動ポンプ(8)と、前記被濃縮液入口(14)と前記複動ポンプ(8)とを接続し該複動ポンプ(8)から該逆浸透膜槽(7)へ前記被濃縮液を導く第1通路(3)、および前記濃縮液出口(15)と前記複動ポンプ(8)とを接続し該逆浸透膜槽(7)から該複動ポンプ(8)へ前記濃縮液を導く第2通路(4)とを備えた逆浸透膜濃縮装置において、前記複動ポンプ(8)には、ピストン(23)を収容するシリンダ室(24)を設け、該シリンダ室(24)内において前記ピストン(23)の前方及び後方には、それぞれ前部室(25)及び後部室(26)を形成し、該前部室(25)には、前記第1通路(3)と、前記被濃縮液の供給源(1)に連通する第3通路(2)とを接続し、前記後部室(26)には、前記第2通路(4)と、該後部室(26)内の該濃縮液を排出する第4通路(5)とを接続しており、前記第1、第2、第3及び第4通路(3,4,2,5)の各々には、前記ピストン(23)の動作に応じた前記前部室(25)の圧力変化による開閉力と弾性力による閉弁力とによって開閉する第1、第2、第3及び第4弁(50,58,42,67)を設けてあることを特徴とする逆浸透膜濃縮装置。

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