特許
J-GLOBAL ID:200903066984248110

広口容器のキャップ

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 長谷川 芳樹 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-169995
公開番号(公開出願番号):特開平10-016996
出願日: 1996年06月28日
公開日(公表日): 1998年01月20日
要約:
【要約】【目的】 スナップ性、耐久性及び操作性等の優れたヒンジ機構を備えた広口容器のヒンジ式キャップを提供することを目的とする。【構成】 本発明のキャップ10におけるヒンジ機構16は、キャップスカート12に対してオーバーキャップ14を揺動支持するヒンジ本体36と、その両側の弾性片38とを有する3点ヒンジである。弾性片38の各端部38a,38bは、対応のキャップスカート及びオーバーキャップの外周面に沿って弧又は直線をなして接合される。また、180度開蓋状態において、弾性片はキャップスカートとオーバーキャップとの間で略円弧状となり、更に、弾性片の厚さは端部側ほど漸次大きくなっている。かかる構成では、弾性片の厚さが端部側ほど大きくなっているので、応力分布が均一化されることとなる。なお、キャップスカート等の弾性片の接合部分は円筒面又は円錐面の一部となるように形成する好適である。
請求項(抜粋):
広口容器の上周縁に直接取り付けられ、前記広口容器の内容物の取り出し口となる開口部を有し、且つ曲面部分を含む外周面を有する環状のキャップスカートと、曲面部分を含む外周面を有し、且つ、前記キャップスカートの上周縁を覆って前記開口部を閉鎖するためのオーバーキャップと、前記キャップスカートに対して前記オーバーキャップを閉蓋状態と開蓋状態との間で揺動可能に支持するヒンジ機構とを備え、合成樹脂から一体成形により構成されたキャップにおいて、前記ヒンジ機構は、前記キャップスカート及び前記オーバーキャップを互いに揺動可能に支持するヒンジ本体と、前記ヒンジ本体の両側に配置され両端部がそれぞれ前記キャップスカート及び前記オーバーキャップに接合された1対の弾性片とを有し、前記弾性片の各端部が対応の前記キャップスカート及び前記オーバーキャップの前記曲面部分に沿って弧をなして接合されており、閉蓋状態から前記オーバーキャップを180度揺動させた180度開蓋状態には、前記弾性片が前記キャップスカートと前記オーバーキャップとの間で略円弧状となり、前記弾性片の厚さが端部側ほど漸次大きくされており、前記キャップスカートの曲面部分及び前記オーバーキャップの曲面部分が前記キャップスカート及び前記オーバーキャップのそれぞれの中心軸線と実質的に平行に延びる軸線により規定される円筒面又は円錐面の一部である、ことを特徴とする広口容器のキャップ。

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