特許

J-GLOBAL ID：200903067021720480

物体検出装置

発明者： 小迫 明徳 ,  西尾 秀一 ,  前嶋 司
出願人/特許権者： エヌ・ティ・ティ・データ通信株式会社
代理人 (1件)： 大菅 義之
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平5-110768
公開番号（公開出願番号）：特開平6-325173
出願日： 1993年05月12日
公開日（公表日）： 1994年11月25日
要約：

【要約】【目的】 カラー画像から対象物体を画像処理によって検出する物体検出装置に関し、画像の撮影状態に大きく影響されず、より正確に物体を検出することを目的とする。【構成】 色情報変換部102は、画像入力部101で撮像された画像の各画素毎に、R、G、Bのデジタル画像データをマンセル表色系のデータに変換する。荷重値算出部103は、色情報変換部102で算出されたマンセル表色系のデータで表現される対象物体に対応する画像の各画素毎に、色情報変換部102で算出された彩度の値に基づいた荷重値を算出する。領域検出部104は、対象物体に対応する上記画像の各画素毎に、荷重値算出部103で算出された荷重値を用い、同様な操作により予め得られている背景画像との間で、各画素を表現する色空間データの変化量を検出した後、この各画素の変化量を任意のしきい値で2値化することにより、対象物体の領域を検出する。

請求項（抜粋）：

カラー画像から対象物体を画像処理によって検出する物体検出装置において、入力されるカラー画像の各画素毎に、該画素を表すデジタル画素情報を、該画素を表す知覚表色系の情報に変換する色情報変換手段と、前記各画素毎に、前記色情報変換手段により算出された前記知覚表色系の情報の各要素に重み付けを行うための荷重値を算出する荷重値算出手段と、前記各画素毎に、前記荷重値算出手段により算出された前記荷重値によって前記色情報変換手段により算出された前記知覚表色系の情報の各要素に重み付けを行い、該重み付けされた前記知覚表色系の情報の各要素と、予め算出されている前記カラー画像における背景を表す背景画像についての重み付けされた前記知覚表色系の情報の各要素との相違を算出し、該相違に対してしきい値処理を実行することにより、前記カラー画像から前記対象物体の領域を検出する領域検出手段と、を有することを特徴とする物体検出装置。