特許
J-GLOBAL ID:200903067027898133
粘着力増強特性をもつ皮ふ処理の方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
石田 敬 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-509079
公開番号(公開出願番号):特表平8-502070
出願日: 1993年09月13日
公開日(公表日): 1996年03月05日
要約:
【要約】感圧接着剤が皮ふに接着する能力と干渉しない皮ふの処理が開示されている。この処理用組成物には、皮ふ軟化油の中に溶解したアクリレート重合体が含まれている。この処理を使用することにより、医療用接着性包帯の適用と干渉することなく哺乳動物の皮ふを保護する方法が提供される。
請求項(抜粋):
1. 哺乳類の皮ふへの感圧接着剤の接着力を上昇させ又はそれに不利な影響を与えない方法であって、該感圧接着剤の適用に先立って皮ふに組成物を被覆し、該組成物は (1)次の式: (式中、R1は環状、直鎖状又は分枝鎖状の炭素原子4〜18個を含有するアルキル基であり、そして R2は水素又は1〜4個の炭素原子を含有する低級アルキル基である)により表わされる同一の又は異るエステル単量体40〜95モル%、及び 次の式: (式中、R3はH又は1〜18個の炭素原子を含有するアルキル基であり、 R4は水素、メチル、又は-CO2R3であり、そして R5は水素、低級アルキル又は-CH2CO2R3であり、R4が水素でない場合はR5は水素であり、そしてR5が水素でない場合はR4は水素であり、そして少なくとも1つのR3は水素である)により表わされる同一の又は異る酸単量体5〜60モル%、を含んで成るアクリレート重合体の有効量を含んで成り、 (b)化粧の分野において常用される軟化油中に溶解しており、この組成物は、該軟化油の少なくとも60%を含んで成る被覆に乾燥する、ことを特徴とする方法。 2. 前記アクリレート重合体が15〜35モル%の前記酸単量体を含んで成る請求項1に記載の方法。 3. 前記アクリレート重合体が70〜85モル%の前記エステル単量体を含んで成る、請求項2に記載の方法。 4. 前記アクリレート重合体が前記組成物の0.25〜40重量%の濃度で存在する、請求項1に記載の方法。 5. 前記重合体が、50モル%のアクリル酸イソオクチル、30モル%のメタクリル酸ステアリル及び20モル%のアクリル酸を含んで成るターポリマーである、請求項1に記載の方法。 6. 前記油が、飽和脂肪エステル、及びジエステル、パラフィン油及びワックス、動物及び植物油、サノリン誘導体、脂肪アルコール、並びに非-毒性石油留分から成る群から選択された1又は複数の油を含んで成る、請求項1に記載の方法。 7. 前記被覆組成物が前記油と水相とのエマルジョンであり、そして前記アクリレート重合体が前記エマルジョン中に該エマルジョンの0.25〜10.0重量%の濃度で存在する、請求項1に記載の方法。 8. 前記被覆組成物が油中水エマルジョンであり、水相が該エマルジョンの30〜70重量%の濃度で存在する、請求項1に記載の方法。 9. 前記被覆組成物が水中油エマルジョンであり、水相が該エマルジョンの30〜70重量%の濃度で存在する、請求項1に記載の方法。 10. 哺乳類の皮ふに適用される複合材料であり、 (a)該皮ふに適用される被覆剤を含んで成り、該被覆剤は、化粧品の分野で常用される軟化油基剤少なくとも60重量%、並びに (1)次の式: (式中、R1は環状、直鎖状又は分枝鎖状の炭素原子4〜18個を含有するアルキル基であり、そして R2は水素又は1〜4個の炭素原子を含有する低級アルキル基である)により表わされる同一の又は異るエステル単量体40〜95モル%、及び次の式: (式中、R3はH又は1〜18個の炭素原子を含有するアルキル基であり、 R4は水素、メチル、又は-CO2R3であり、そして R5は水素、低級アルキル又は-CH2CO2R3であり、R4が水素でない場合はR5は水素であり、そしてR5が水素でない場合はR4は水素であり、そして少なくとも1つのR3は水素である)により表わされる同一の又は異る酸単量体5〜60モル%、を含んで成るアクリレート重合体の有効量であって、前記軟化油中に溶解しているもの;並びに (b)前記被覆剤に適用され、該被覆剤に接着される感圧接着テープ;を含んで成る複合材料。
IPC (2件):
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