特許
J-GLOBAL ID:200903067039490776

染色したパンヤおよびその染色製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-092954
公開番号(公開出願番号):特開平8-246361
出願日: 1995年03月13日
公開日(公表日): 1996年09月24日
要約:
【要約】【目的】 これまで染色不可能とされ、詰め物としてしか利用価値のなかったカポック繊維の持つさまざまな特性、例えば、水分を吸収しない、油を強力に吸着する、極細で中空繊維、比重が極めて軽い等のを壊すことのない染色製造を可能にし、染色したパンヤにすることで、カポック繊維の利用価値を高め、また利用分野を広げる。【構成】 植物繊維の持つ陰イオンを利用し、ぬるま湯で十分に前処理したカポック繊維を、陽イオンの塩基性染料(水溶性)と少量のアルコールおよび80°C前後の湯をブレンドした液に漬けてもみほぐしながら着色し乾燥させる。この工程を2〜3回繰り返し、色止め後処理を行って再び乾燥させ、トリートメントを繰り返して元の状態に戻す。この方法で染色したパンヤは、カポック繊維のいろいろな特性を損なうことがなく、極めて鮮明で光沢のあるカラードパンヤとなる
請求項(抜粋):
パンヤ科に属する巨木、カポックの種子周辺から採れるワタ状の極細繊維を(通称:パンヤ)界面活性させる前処理を行い、水溶性陽イオンの塩基性染料と少量のアルコールおよび80°C程度の湯をブレンドした液につけてイオン結合効果による着色をし、タンニン成分で後処理して乾燥し、トリートメントを施して原状復帰させる、カポック繊維の染色製造方法。
IPC (2件):
D06P 3/60 ,  D06P 5/04
FI (2件):
D06P 3/60 A ,  D06P 5/04

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