特許
J-GLOBAL ID:200903067054039479

クロップ剪断兼試料採取用ロータリシャー

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 江崎 光史 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-096825
公開番号(公開出願番号):特開平6-039626
出願日: 1992年04月16日
公開日(公表日): 1994年02月15日
要約:
【要約】【目的】 高速で走過する被圧延材、特に線材或いは棒鋼のためのクロップ剪断兼試料採取用ロータリシャーを提供すること。【構成】 中空円筒状に形成されたカッタ担持体2がシャーハウジング1内に回転可能に設けられていて、このカッタ担持体2がリングカッタ4を備えており、このリングカッタのエッジがこのカッタ担持体2の中空円筒状の壁部6に沿って回動すること、カッタ担持体2から軸方向で間隔をおいて、同じ回転面で回転可能にカッタドラム3が設けられていて、このカッタドラム3が外壁7にリングカッタ5を備えており、このリングカッタ5のエッジがドラム外壁に沿って運動する。カッタ担持体2或いはカッタドラム3が摺動装置13により軸方向でカッタ担持体2の方向で摺動可能であり、このカッタ担持体2内に入込み可能である。被圧延材30はカッタ担持体2とカッタドラム3との間の間隙領域を案内される。
請求項(抜粋):
【請求項01】 線材もしくは棒鋼用の高速な圧延速度で稼働する被圧延材、特に線材および/または棒鋼-圧延ラインにおいてクロップ剪断兼試料採取用ロータリシャーにおいて、リングカッタ(4)を備え、中空円筒状に形成されたカッタ担持体(2)がシャーハウジング(1)内に回転可能に設けられており、上記リングカッタのカッテイングエッジが中空円筒状の壁部(6)に沿って回転するように構成されいること、外周(7)に設けられているリングカッタ(5)を備え、カッタ担持体(2)から軸方向で間隔をもって同じ回転面内において回転可能に設けられているカッタドラム(3)を備えており、上記リングカッタ(5)のカッテイングエッジがドラム外壁にそって運動可能であるように構成されており、その際カッタ担持体(2)とカッタドラム(3)との間の間隙領域を被圧延材(3)が案内されるうに構成されていること、およびカッタ担持体(2)およびカッタドラム(3)のための摺動装置(13)が設けられていること、を特徴とする、クロップ剪断兼試料採取用ロータリシャー。【請求項02】 カッタドラム(3)の外径が中空円筒状のカッタ担持体(2)の内径よりも僅かに小さ径に設定されていること、およびカッタドラム(3)が摺動装置(13)によりカッタ担持体(2)の中空円筒体内に入込み運動可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1に記載のロータリシャー。【請求項03】 カッタ担持体(2)とカッタドラム(3)の回転が同期可能であり、リングカッタ(4,5)の周速度がほぼ圧延速度に調節可能であるように構成されていることを特徴とする請求項1或いは2に記載のロータリシャー。【請求項04】 カッタドラム(3)のための摺動装置(13)が高工率が得られるように加勢された動力発生機構(47,48)と結合されていることを特徴とする請求項1から3までのいずれか一つに記載のロータリシャー。【請求項05】 カッタ担持体(2)の中空円筒体が被圧延材連続体から剪断された端部クロップおよび被圧延材から切取られて試料(33,40)のためのバケット(28)と組合わされていることを特徴とする請求項1から4までのいずれか一つに記載のロータリシャー。【請求項06】 バケット(28)がシャーハウジングの一部分であることを特徴とする請求項1から5までのいずれか一つに記載のロータリシャー。【請求項07】 バケット(28′)が回転するカッタ担持体(2′)の一部分であることを特徴とする請求項1から5までのいずれか一つに記載のロータリシャー。【請求項08】 カッタ担持体(2)とカッタドラム(3)が機械的に中間歯車機構(16)を介して同期駆動可能に構成されており、この中間歯車機構の一方のピニオン(20)がカッタ担持体(2)の外歯(22)に、他方のピニオン(21)が平歯車(23)と噛合っており、この平歯車のボス(24)内にカッタドラム(3)の軸(9)が回転確実に、しかも軸方向で摺動可能に保持されていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載のロータリシャー。【請求項09】 中空円筒状のカッタ担持体(2′)の軸(41)が少なくとも部分的にカッタドラム(3)を担持している中空軸(9′)内に軸方向で面が合うように突出しており、中空軸(9′)がカッタ担持体軸(41)と回転確実に、しかも摺動可能に結合されていることを特徴とする請求項1から6までのいずれか一つに記載のロータリシャー。【請求項10】 中空円筒状のカッタ担持体(2)がシャーハウジング(1)内でころ軸受(8)内を回転可能であり、かつ軸方向で摺動可能なカッタドラム(3)が滑り軸受(10)内に保持されていることを特徴とする請求項1から9までのいずれか一つに記載のロータリシャー。【請求項11】 被圧延材(30)がカッタ担持体(2,2′)とカッタドラム(3,3′)のリングカッタ(4,4′,5,5′)の回転面に関して円弧縁に沿って案内され、少なくとも一つの剪断位置で剪断されるように構成されていることを特徴とする請求項1から10までのいずれか一つに記載のロータリシャー。【請求項12】 被圧延材の前端クロップ(31)と後端クロップ(38)がカッタドラム(3,3′)の外壁(7)に載上がり、この外壁から巻線機のレイイング装置に通じている線材捕集管路(35,36)内を、もしくはエンドシャーに通じているエンドシャーピット(32,37)内に移送されるように構成されていることを特徴とする請求項1から11までのいずれか一つに記載のロータリシャー。【請求項13】 回転するカッタ担持体(2′)のバケット(28′)に引張りばねにより加えられる力と遠心力により閉鎖可能なバケットフラップ(29′)が設けられていることを特徴とする請求項1から12までのいずれか一つに記載のロータリシャー。【請求項14】 カッタドラム(3,3′)の摺動装置(13)のための動力発生機構(47,48)がドラム軸(9,9′)に軸方向で作用する運動緩衝部(55)を備えた液圧ピストンもしくは空圧ピストン或いは機械的に作用するクランクレバー或いはベルクランクであることを特徴とする請求項1から13までのいずれか一つに記載のロータリシャー。

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