特許
J-GLOBAL ID:200903067067862760
有機材料用の安定剤として使用するのに適当な新規なピペリジン化合物
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
萼 経夫 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-187728
公開番号(公開出願番号):特開平7-070360
出願日: 1994年07月18日
公開日(公表日): 1995年03月14日
要約:
【要約】【構成】 次式(I)【化1】で表される新規なピペリジン化合物およびその用途、ならびに有機材料と該化合物からなる組成物。該化合物は例えば、以下のような化合物。【化2】【効果】 上記化合物は、有機材料、特に合成ポリマー(ポリエチレン、ポリプロピレン等)用の光安定剤、熱安定剤および酸化防止剤として優れている。
請求項(抜粋):
次式(I):【化1】{式中、X1 およびX2 は同じかまたは異なっていてよく、式(II)【化2】〔式中、R1 は水素原子、炭素原子数1ないし8アルキル基、O・、OH、CH2 CN、炭素原子数1ないし18のアルコキシ基、炭素原子数5ないし12のシクロアルコキシ基、炭素原子数3ないし6のアルケニル基;未置換のまたはフェニル基において炭素原子数1ないし4のアルキル基により一置換、二置換もしくは三置換された炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;または炭素原子数1ないし8の脂肪族アシル基を表し;R2 は水素原子、炭素原子数1ないし18のアルキル基;未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基により一置換、二置換もしくは三置換された炭素原子数5ないし12のシクロアルキル基;未置換のまたはフェニル基において炭素原子数1ないし4のアルキル基により一置換、二置換もしくは三置換された炭素原子数7ないし9のフェニルアルキル基;テトラヒドロフルフリル基または式(III ):【化3】(式中、R3 はR1 に対して定義された意味を表すか、あるいは2-、3-もしくは4位において炭素原子数1ないし8のアルコキシ基により、ジ(炭素原子数1ないし4のアルキル)アミノ基によりまたは式(IV)【化4】(式中、Q1 は直接結合、-O-、-CH2 -、-CH2 CH2 -または基:【化5】を表す。)で表される基により置換された炭素原子数2ないし4のアルキル基を表す。)で表される基を表し;およびAは-O-または基:【化6】(基中、R4 は水素原子もしくは炭素原子数1ないし12のアルキル基を表す。)を表す。〕で表される基を表すか;あるいはX1 およびX2 は式(IV)で表される基を表すかまたは以下の式(Va)-(Ve)【化7】(式中、R3 は上記で定義された意味を表し;R5 、R6 およびR7 は、同じかまたは異なっていてよく、R2 に対して定義された意味を表し、あるいはR7 はまた炭素原子数3ないし18のアルケニル基を表すか、または未置換のまたは炭素原子数1ないし4のアルキル基もしくは炭素原子数1ないし4のアルコキシ基により一置換、二置換もしくは三置換された置換されたフェニル基をも表し;Q2 は-CO-、-CH2 CH2 -、-COCO-、-CH2 CO-または-COCH2 CO-を表し;およびpは0または1を表す。)で表される基の1つを表し;ならびにnは1,2,3または4を表し;ならびにnが1である場合、X3 はX1 およびX2 に対して定義された意味を表し;ならびにnが2である場合、X3 は式(VIa)-(VIc) :【化8】〔式中、R8 、R10およびR12は同じかまたは異なっていてよく、R2 に対して定義された意味を表すか、あるいはR8 およびR10は式(VII)【化9】(式中、R1 およびAは上記で定義されたものと同じ意味を表す。)で表される基をも表し;R9 は炭素原子数2ないし12のアルキレン基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン基、炭素原子数5ないし7のシクロアルキレンジ(炭素原子数1ないし4のアルキレン)基、炭素原子数1ないし4のアルキレンジ(炭素原子数5ないし7のシクロアルキレン)基、フェニレンジ(炭素原子数1ないし4のアルキレン)基を表すかあるいは;1,4-ピペラジンジイル基によりまたは1、2もしくは3個の酸素原子により、または1もしくは2個の基:【化10】(基中、R13はR2 に対して定義された意味を表すかまたは、炭素原子数1ないし12の脂肪族アシル基、または(炭素原子数1ないし12のアルコキシ)カルボニル基を表す。)により中断された炭素原子数4ないし12のアルキレン基を表すか、あるいはR9 はまた基:【化11】を表し;R11およびR14は炭素原子数2ないし6のアルキレン基を表しおよび;qは0または1を表す。〕で表される基の1つを表し;ならびにnが3である場合、X3 は式(VIIIa)または(VIIIb)【化12】(基中、R15、R18、R20、R21、R22およびR23は同じかまたは異なっていてよく、R8 およびR10に対して上記で定義された意味を表し;R16、R17およびR19は同じかまたは異なっていてよく、炭素原子数2ないし6のアルキレン基を表し;rおよびuは0または1を表し、およびsおよびtは同じかまたは異なっていてよく、2ないし6の整数を表す。)で表される基を表し;ならびにnが4である場合、X3 は式(IX)【化13】(式中、R24およびR28は、同じかまたは異なっていてよく、R8 およびR10に対して上記で定義された意味を表し、R25、R26およびR27は同じかまたは異なっていてよく、炭素原子数2ないし6のアルキレン基を表す。)で表される基を表し;但し、式(II) または式(VII)で表される基の少なくとも1つは式(I)で表される化合物中に存在する。}で表される化合物。
IPC (6件):
C08K 5/3492 KBN
, C07D251/34
, C07D401/14 251
, C08K 5/3435 KBH
, C08L101/00
, C09K 15/30
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