特許
J-GLOBAL ID:200903067089056139

多重オブジェクト環境で優先順位情報を用いた優雅的計算量低減方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 富田 和子 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願2000-509058
公開番号(公開出願番号):特表2001-515286
出願日: 1998年04月14日
公開日(公表日): 2001年09月18日
要約:
【要約】多重オブジェクト環境で優先順位情報を用いた優雅な計算量低減方法が提供される。この方法は、多数のオブジェクト単位(object)で符号化されたマルチメディアデータを復号化する際、符号化されたデータを処理するために要求される計算量に復号化器の計算パワーが及ばない場合、各オブジェクト別に復号化に必要とされる計算量を低減させる。優先順位情報は、オブジェクト間の相対的な視覚的重要度の観点から符号化器により決定される。
請求項(抜粋):
入力マルチメディアをその内容及び特性に応じて複数のオブジェクトに分割するマルチメディアオブジェクト分割部、このマルチメディアオブジェクト分割部からの対応する入力マルチメディアオブジェクトを符号化する複数のオブジェクト符号化部、および複数の符号化されたマルチメディアオブジェクト・ビットストリームを多重化する多重化器を有する符号化器と、前記多重化器から受け取った多重化されたマルチメディアオブジェクト・ビットストリームを逆多重化して、複数の逆多重化されたマルチメディアオブジェクトビットストリームを出力する逆多重化器、この逆多重化器から得られた対応するマルチメディアオブジェクト・ビットストリームを復号する複数のオブジェクト復号化部、およびこれらの復号化されたマルチメディアオブジェクトを再構築して、ユーザに対するマルチメディアを生成するマルチメディア構築部を有する復号化器とからなるMPEG符号化および復号化システムにおける優雅的計算低減方法であって、 多重化器において、復号化器で優雅的計算低減が適用されることを考慮して、符号化されたオブジェクト・ビットストリームを送信用に多重化する前に符号化オブジェクト間の相対的な重要性に応じてそれぞれのオブジェクトの優先順位を決定するステップと、 逆多重化器において、それぞれのオブジェクトに応じて決定された前記優先順位を用いて各ビデオオブジェクトごとに異なる比率で低減すべき計算量を決定するステップとを有する方法。

前のページに戻る