特許
J-GLOBAL ID:200903067123294435

トルク伝達装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鎌田 文二 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-319987
公開番号(公開出願番号):特開平10-096432
出願日: 1996年11月29日
公開日(公表日): 1998年04月14日
要約:
【要約】【課題】 コイルばねを用いたトルクリミッタの回転初期におけるトルクの安定化と、潤滑寿命の向上を図る。【解決手段】 内輪1とその外側に回転自在に設けた外輪2との間にコイルばね3を組込み、そのコイルばね3に内輪1の外径面を締付ける小径コイル部3aを設ける。コイルばね3の両端に形成された折曲片4、5の一方を外輪2に連結し、他方の折曲片5を外輪2の開口端部に圧入した調整リング6に連結する。内輪1を焼結密度が5.4g/cm3 〜6.4g/cm3 の焼結体で形成し、内部に形成された無数の小孔に潤滑剤を含浸させる。また、内輪1をサイジングして小孔の開口を絞り込み、その小孔開口から内輪1の表面に滲出する潤滑剤によって内輪1と小径コイル部3aとの接触部を潤滑して初期トルクの安定化を図り、サイジングによる小孔開口の絞り込みにより潤滑油の流出量を制限して潤滑寿命の向上を図る。
請求項(抜粋):
内輪の外側に外輪を回転自在に設け、その両輪間に組込まれたコイルばねに前記内輪の外径面を締付ける小径コイル部を設け、そのコイルばねの両端に形成された折曲片の一方を外輪に連結し、他方の折曲片を外輪の開口端部に回転可能に圧入した調整リングに連結し、上記内輪の一定方向の回転時に上記コイルばねを介して上記外輪にトルクを伝達し、外輪側に作用する負荷が一定以上になると上記内輪とコイルばね小径部との間でスリップを生じトルクの伝達を遮断するようにしたトルク伝達装置において、前記内輪が金属粉末のポーラスな焼結体から成り、その焼結体の焼結密度が5.4g/cm3 〜6.4g/cm3 であり、焼入れ後、脱脂されて上記焼結体の小孔に潤滑剤が含浸され、該小孔の開口がサイジングにより絞り込まれていることを特徴とするトルク伝達装置。
IPC (4件):
F16D 13/08 ,  F16D 7/02 ,  B22F 3/24 ,  B22F 3/26
FI (4件):
F16D 13/08 Z ,  F16D 7/02 F ,  B22F 3/26 E ,  B22F 3/24 101 A
引用特許:
審査官引用 (6件)
  • トルクリミッタ
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-237208   出願人:エヌティエヌ株式会社
  • すべり軸受組立体
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平6-256095   出願人:日立建機株式会社
  • 特開昭63-216948
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