特許
J-GLOBAL ID:200903067132570402
質量分析装置および質量分装置におけるダイナミックレンジを改善する方法
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
矢野 敏雄 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-275111
公開番号(公開出願番号):特開平11-167895
出願日: 1998年09月29日
公開日(公表日): 1999年06月22日
要約:
【要約】【課題】 飛行時間型質量分析計のダイナミックレンジを改善し、質量レンジを精確に選定できるようにする。【解決手段】 電子流を発生させる電子源と、電位が加えられたときに電子流を阻止するゲート電極と、分析物を含むキャリアガスを移送するサンプル導入手段と、イオン化チャンバが設けられている。このイオン化チャンバは、電子流を受け取る入力側とサンプル導入手段からキャリアガスを受け取る出力側を有している。電子流はキャリアガスをイオン化し、イオン化されたキャリアガスが出力側から放出される。さらにパルス化加速器と、イオン移送領域と、ゲート電極とパルス化加速器とを制御する手段が設けられている。イオン化されたキャリアガスはイオン化チャンバ出力側から無電場の領域を通り抜けて加速器へ移動する。制御手段により、イオン化されるキャリアガスの量と加速器への移動が制御される。
請求項(抜粋):
イオン源が加速器と組み合わせられて設けられている質量分析装置において、電子流を発生させる電子源と、電位が加えられたときに前記電子流を阻止するゲート電極と、分析物を含むキャリアガスを移送するサンプル導入手段と、イオン化チャンバが設けられており、該イオン化チャンバは、少なくとも1つの第1の入力側および第2の入力側と少なくとも1つの出力側を有しており、前記第1の入力側は、前記ゲート電極から電子流を受け取るために設けられており、前記第2の入力側は、前記サンプル導入手段からキャリアガスを受け取るために設けられており、前記電子流は前記キャリアガスをイオン化し、イオン化された該キャリアガスが前記少なくとも1つの出力側から放出され、パルス化加速器と、前記イオン化チャンバの少なくとも1つの出力側と前記加速器との間に挿入されたイオン移送領域と、前記のゲート電極とパルス化加速器とをタイミングのとられた関係で制御する手段が設けられており、前記イオン移送領域において、イオン化されたキャリアガスはイオン化チャンバ出力側から無電場の領域を通り抜けて前記加速器へ移動し、前記制御手段により、イオン化されるキャリアガスの量と加速器への移動が各加速器パルス間で制御されて、質量分析計のダイナミックレンジが改善され、個々の質量レンジが選択的に加速されることを特徴とする、質量分析装置。
IPC (3件):
H01J 49/40
, G01N 27/62
, G01N 30/72
FI (3件):
H01J 49/40
, G01N 27/62 C
, G01N 30/72 A
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