特許
J-GLOBAL ID:200903067140705651

工作機械の制御方法および制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 亀井 弘勝 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-198518
公開番号(公開出願番号):特開平7-051967
出願日: 1993年08月10日
公開日(公表日): 1995年02月28日
要約:
【要約】【構成】工具モニタリング装置によって切削工具の表面状態等の各状態量を検出し、これにより、自動工具交換装置による、主軸への切削工具の装着性、切削工具に対する成形の要否等を判断するとともに、この結果に基づいて切削工具の再装着や成形等を実施する。【効果】マシニングセンタ等において、切削工具の計測と成形の装置を併用する事で切削加工の自動化と品質・生産性向上を図ることができる。
請求項(抜粋):
自動工具交換装置と、切削工具の、切刃の表面状態、工具径、工具長、回転振れおよび工作機械基準位置から工具所定部までの距離を含む複数の状態量を監視する工具モニタリング装置と、切刃を研削加工により成形する工具成形装置とを有し、NC制御される工作機械の制御方法であって、未使用の切削工具が始めて主軸に装着される初期設定工程と、実際にワークを切削する実稼働工程とを有し、初期設定工程は、主軸に取り付けられた未使用の切削工具の回転振れを工具モニタリング装置によって検出し、検出結果が、予め設定されたしきい値以下となるまで、切削工具のセットを繰り返す工程と、セットが完了した切削工具の、切刃の表面状態、工具径および工具長の各初期値を、工具モニタリング装置によって検出し、検出結果を、初期データとして記憶する工程と、各初期データが記憶された切削工具を、ツールマガジンに収納する工程とを含んでおり、実稼働工程は、自動工具交換装置によって主軸に装着された切削工具の回転振れを工具モニタリング装置によって検出し、検出結果が、予め設定されたしきい値以下となるまで、切削工具のセットを繰り返す工程と、セットが完了した切削工具を用いて、記憶されている初期データに基づいて演算される加工条件の下でワークを加工する工程と、定期的に、工具モニタリング装置によって切刃の各状態量を検出し、検出データと初期データとを比較して切削工具に対する成形の要否を判断するとともに、検出データに基づいて工具径および工具長のデータを更新する工程と、切削工具に対する成形が必要と判断された場合に、検出データに基づいて所定の成形状態を得るための成形量を演算し、工具成形装置によって切削工具を成形する工程と、検出データと初期データとの比較に基づいて、工具寿命の判定および工具による加工条件の修正を行う工程とを含んでいることを特徴とする工作機械の制御方法。
IPC (5件):
B23Q 3/155 ,  B23Q 15/00 307 ,  B23Q 17/09 ,  B23Q 17/22 ,  B24B 3/00

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