特許
J-GLOBAL ID:200903067148548130

高機械抵抗の玉継手とその製造法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-007110
公開番号(公開出願番号):特開平7-208449
出願日: 1995年01月20日
公開日(公表日): 1995年08月11日
要約:
【要約】【目的】 高機械抵抗の玉継手を製造する。【構成】 この玉継手は内部関節要素(1)を収容したケージ(3)を含み、前記ケージ(3)はその半径方向にスリット(5)を備え、前記スリット(5)の切断縁がケージの最終位置において例えば溶接によって相互に接合され、前記ケージまたは関節要素の少なくとも一方がオーステナイトマンガン鋼から成り、他方の要素が関節面区域において非常な高硬度に処理されている。
請求項(抜粋):
関節球形要素(1)と前記球形要素を受ける補形のケージまたはリング(3)とから成り、高機械抵抗、特に摩耗、衝撃および圧潰に対する抵抗力を有する玉継手の製造法において、前記製造法は、-芯部において882-1029N/mm2 (90-105kg/mm2 )に前処理され、また表面において1.5乃至3mmの厚さ範囲において少なくとも55H.R.C.に処理された高硬度鋼から成る球形要素(1)を切削加工する段階と、-内側面が前記球形要素(1)の直径より少し大きい内径と前記要素より1-2.5mmの値eだけ大きい内周を有し、玉を受ける内側面が浅い深さまで(数1/10mmまで)38乃至40H.R.C.の硬度に軽度に予冷間圧延され、芯部はその延性を保持するように処理された例えばZ 120M 12(マンガン12%および炭素1.2%)のオーステナイトマンガン鋼のケージ(3)の鍛造および切削加工段階と、-前記の値eに等しい刃の厚さまたは切断厚さを有する切断工具をもってほぼ半径にそって前記ケージ(3)を切断する段階と、-円錐形下部を有する工具(11)上でケージを拡張し、プレスを使用して球形要素(1)を上から導入する事によって球形要素(1)を導入する段階(玉継手を組立てる段階)と、-このようにして組立てられた玉継手を玉継手形成ゲージ(13)の中において最終サイズまで締め付ける段階と、-非常に高硬度に処理された表面を損傷しないように温度を低レベルに制御しながら切断部分(5)を溶接する段階とを含む事を特徴とする玉継手の製造法。

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