特許
J-GLOBAL ID:200903067197838330

ケミカルヒートポンプシステム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 畑中 芳実 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-269632
公開番号(公開出願番号):特開平7-103605
出願日: 1993年10月01日
公開日(公表日): 1995年04月18日
要約:
【要約】【目的】 圧縮機を要することなく、利用価値の低い65°C以下の低温熱源から利用価値の高い200°C〜350°Cの高温熱源を高い効率で得ることができる経済的なケミカルヒートポンプシステムを提供する。【構成】 本発明のケミカルヒートポンプシステムは、メタノールを脱水素縮合して蟻酸メチルを生成する吸熱反応と、蟻酸メチルを水素化してメタノールを生成する発熱反応とを組み合わせている。発熱反応の圧力より高い圧力で吸熱反応を行う吸熱反応器1と、発熱反応器7と、両反応器1、7からの流出物を塔頂の蟻酸メチル及び水素留分及び塔底のメタノール留分に分離する蒸留塔4とを備えている。また、吸熱反応器1の流入物と流出物との間及び発熱反応器7の流入物と流出物との間でそれぞれ熱交換を行う熱交換器2及び6を備えている。
請求項(抜粋):
メタノールを脱水素して蟻酸メチルを生成する吸熱反応と、蟻酸メチルを水素化してメタノールを生成する発熱反応とを組み合わせたケミカルヒートポンプシステムであって、前記吸熱反応を行う吸熱反応器と、前記発熱反応を行う発熱反応器と、吸熱反応器及び発熱反応器からの流出物を塔頂の蟻酸メチル及び水素留分と塔底のメタノール留分とに分離する蒸留塔と、吸熱反応器と蒸留塔との間に吸熱反応器の流入物と流出物との間で熱交換を行う第1の熱交換器と、発熱反応器と蒸留塔との間に発熱反応器の流入物と流出物との間で熱交換を行う第2の熱交換器とを備え、前記吸熱反応器及び発熱反応器からの流出物をそれぞれ前記第1及び第2の熱交換器を通して前記蒸留塔に導入し、得られた塔頂の蟻酸メチル及び水素留分を前記第2の熱交換器を通して前記発熱反応器に導入するとともに、塔底のメタノール留分を前記第1の熱交換器を通して前記吸熱反応器に導入することを特徴とするケミカルヒートポンプシステム。

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