特許

J-GLOBAL ID：200903067251608612

NC工作機械による曲面加工方法

発明者： 柏崎 親彦 ,  大橋 利仙
出願人/特許権者： 栃木県
代理人 (1件)： 平山 俊夫
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平7-292021
公開番号（公開出願番号）：特開平9-114512
出願日： 1995年10月14日
公開日（公表日）： 1997年05月02日
要約：

【要約】【課題】 NC工作機械によって5軸制御側刃加工を行なうに際し、その際、(a)パソコンで金型等の曲面加工を可能とし、(b)ソフトの変換の必要なく、(c)工作機械のテ-ブル稼働方式に拘らず汎用性を有する方法を開発する。【解決手段】 本発明NC工作機械による曲面加工方法は、(1)NURBS曲面表現式に従って、?@制御点の座標位置、?A制御点の持つ重み、?Bノットベクトルを読み込み、曲面の加工位置等の決定に必要な1パッチを決定する手段と、(2)パラメ-タ値を設定する手段と、(3)上記パラメ-タ値における工具座標位置と傾斜ベクトルを計算する手段と、(4)上記工具座標位置及び傾斜ベクトルを基にNCデ-タを計算する手段と、(5)製品の形状デ-タと工具軌跡との距離が許容範囲に納まっているか否かを判断するトレランスチェックを行なう手段と、(6)上記NCデ-タを書込む手段と、(7)パラメ-タ値設定手段に回帰し、又は、曲面パッチ化手段に回帰する手段とから構成される。

請求項（抜粋）：

(1)下記(a)〜(c)の曲面表現式のうちいずれか一つを用い、(a)NURBS曲面表現式【式1】(b)B-スプライン曲面表現式【式2】(c)Be ́zier曲面表現式【式3】上記曲面表現式に従って、(イ)NURBS曲面の場合は、?@制御点の座標位置、?A制御点の持つ重み、?Bノットベクトルを読み込み、(ロ)B-スプライン曲面の場合は、?@制御点の座標位置、?Aノットベクトルを読み込み、(ハ)Be ́zier曲面の場合は、制御点の座標位置を読み込み、曲面の加工位置等の決定に必要な1パッチを決定する手段と、(2)上記曲面の個々の加工位置、ベクトルを計算するためにパラメ-タ値を設定する手段と、(3)工具半径と切り残し量を考慮して上記パラメ-タ値における工具座標位置と傾斜ベクトルを計算する手段と、(4)上記工具座標位置及び傾斜ベクトルを基に工具の位置、工具軸の傾斜角度、回転数、送り速度等からなるNCデ-タを計算する手段と、(5)製品の形状デ-タと工具軌跡との距離が許容範囲に納まっているか否かを判断するトレランスチェックを行ない、もし納まっていない場合にはパラメ-タ値の再設定をする手段と、(6)上記NCデ-タを書込む手段と、(7)上記パラメ-タ値が一パッチを終了したか否かを判断した後、一パッチを終了していない場合にはパラメ-タ値設定手段に回帰し、終了している場合には曲面パッチ化手段に回帰する手段と、を有することを特徴とするNC工作機械による曲面加工方法。

IPC (3件)：

G05B 19/4097 ,  B23Q 15/00 301 ,  G05B 19/18

FI (3件)：

G05B 19/403 B ,  B23Q 15/00 301 B ,  G05B 19/18 C

引用特許：

審査官引用 (4件)

• 特開平1-112307
  
• 特開平3-147835
  
• 特開平1-246054
  
• 特開平4-087760