特許
J-GLOBAL ID:200903067288943799

旋回側壁を備えた容器

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 石田 敬 (外3名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-511515
公開番号(公開出願番号):特表平8-502940
出願日: 1993年10月29日
公開日(公表日): 1996年04月02日
要約:
【要約】容器(1)は底部(2)と、底部(2)に連結され底部(2)に対しほぼ垂直の位置と底部(2)と共に水平となる位置との間で旋回する側壁(3〜6)とを有している。側壁(3〜6)は底部に、連続する縦と横の表面(7)の部分に配設された接合部(8)によって連結されている。さらに連結部材(35)が側壁(3〜6)の間に配設されている。これらの連結部材(35)は側壁(3〜6)に対応し縦と横の側壁(7)を区画し連結装置として構成されている前側表面の部分に設けられる。この連結装置は、直角に配設された他の側壁(3〜6)の被覆部分(31)の方向に突出しそして心出し及び/又はロック要素を有している。心出し及び/又はロック凹所が他の側壁(3〜6)の被覆部分(31)で心出し及び/又はロック要素に結合され、前記心出し及び/又はロック要素を受け入れる。側壁(3〜6)の間及び/又は側壁と底部(2)との間に配設された固定装置が心出し及び/又はロック要素のロックする方向に予応力を作用させる。
請求項(抜粋):
1. 底部にほぼ垂直の位置から底部と平らな位置へと位置することができるよう相互に連結された底部と側壁部分とを有する容器であって、側壁部分が周囲の縦と横の側面の部分に配された関節構造と側壁部分の間に配された連結構造とを介して底部に連結されている容器において、連結構造(35)が、縦と横の側面(7)に対応する側壁部分(3,4,5,6)に隣接する端部側面の部分に配設されまた連結装置(38)により構成され、連結装置(38)は90 ゚をなして配設された他の側壁部分(3,4,5,6)の重なり部分(31)の方向に突出しかつ心出し及び/又はロック要素(37)を有し、ロック要素(37)には他の側壁部分(3,4,5,6)の重なり部分においてこれらロック要素(37)を受け入れる心出し及び/又はロック用取付け具(39)が結合され、さらに側壁部分(3,4,5,6)の間及び/又はこれら側壁部分と底部(2)との間に、心出し及び/又はロック要素(37)の係合方向に向けられた予応力を生じるロック装置(47)が配設されていることを特徴とする容器。 2.連結装置(38)の心出し及び/又はロック要素(37)が容器(1)の深さ(29)を形成する端部側面(30)の高さ(33)の方向に相互に離間して配設されていることを特徴とする請求項1に記載の容器。 3.心出し及び/又はロック要素(37)がストリップ形状の連結延長部(41)と心出し延長部(40)とによって形成されまた連結延長部(41)が好ましくは容器(1)の上縁(42)に近接して配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の容器。 4.心出し及び/又はロック取付け具(39)が、連結開口(46)及び/又は心出し取付け具(45)により又は側壁部分(3,4,5,6)の重なり部分(31)に配設されかつ連結延長部(41)及び/又は心出し延長部(40)と共働する取付け凹所(107)により形成されていることを特徴とする請求項1から3の1項又は複数項に記載の容器。 5.連結開口(46)に、つめアーム(98)として構成されまた側壁部分(3,4,5,6)に隣接する周縁ストリップ(19)上に形成され中心軸線の方向に突出する、壁部分(99)が配設され、壁部分(99)によって形成された平面が壁板(18)の内側表面(90)に約10 ゚の角度(100)をなして延びていることを特徴とする請求項1から4の1項又は複数項に記載の容器。 6.つめアーム(98)が内側表面(90)の方向に弾性変形するよう構成されていることを特徴とする請求項1から5の1項又は複数項に記載の容器。 7.連結延長部(41)が端部側面(30)に平行に延びるよう配設された裂け目形状の凹所(88)を有し、該凹所が端部側面(30)の反対側に位置してつめアーム(98)のための接触面(89)を形成していることを特徴とする請求項1から6の1項又は複数項に記載の容器。 8.つめアーム(98)のための接触面(89)が約10 ゚の角度で内側表面(90)とは反対側に延びていることを特徴とする請求項1から7の1項又は複数項に記載の容器。 9.つめアーム(98)のための連結延長部(41)の凹所(88)が係合方向に円錐状に広がるよう構成され、凹所(88)の最小の裂け目幅(92)がほぼつめアーム(98)の厚さに等しくなっていることを特徴とする請求項1から8の1項又は複数項に記載の容器。 10.端部側面(30)の高さ(33)の方向の連結延長部(41)が好ましくはつめアーム(98)のための相互に離間した数個の凹所(88)を有していることを特徴とする請求項1から9の1項又は複数項に記載の容器。 11.連結延長部(41)のための連結開口(46)がつめアーム(98)の端面(101)と中心軸線の方向に連結開口(46)を区画する担持面(102)との間に距離(103)を有し、該距離が連結延長部(41)の幅(94)より大きくなっていることを特徴とする請求項1から10の1項又は複数項に記載の容器。 12.心出し要素が、長手方向に延び好ましくは台形断面を有する心出し延長部(40)によって側壁部分(3, 4, 5, 6)の端部側面(30)の部分に形成され、該心出し延長部に、壁板(18)の重なり部分(31)に配設され溝形状の凹所によって形成された取付け凹所(107)が結合されることを特徴とする請求項1から11の1項又は複数項に記載の容器。 13.心出し要素(111)が端部側面(30)を越えて突出する円錐台形状の延長部によって形成され、該心出し要素に、側壁部分(3,4,5,6)との重なり部分(31)で壁板(18)の穴(112)が結合されることを特徴とする請求項1から12の1項又は複数項に記載の容器。 14.側壁部分(3,4,5,6)と底部(2)との間の関節構造(8)が、載置面(12)の方向で側壁部分(3,4,5,6)に隣接する周縁ストリップ(19)上の連結横断片(61)を介して形成された旋回ピン(60)によって形成され、該旋回ピンが縦横の側面(7)又は底部(2)の周縁ストリップ(57)の溝(51)によって形成された旋回取付け具に位置するように取付けられていることを特徴とする請求項1から13の1項又は複数項に記載の容器。 15.縦と横の側面(7)が長さ方向を横切る円弧の形状に構成され、円弧の形状の構造の半径(58)の中心点が旋回ピン(60)の長手方向中心軸線(55)上に位置していることを特徴とする請求項1から14の1項又は複数項に記載の容器。 16.好ましくは底部(2)と一部材に連結された弾性変形可能なロック要素(73)が関節構造(8)の旋回ピン(60)の端面(72)に結合され、該ロック要素が旋回ピン(60)の軸方向の変位に対抗するようになっていることを特徴とする請求項1から15の1項又は複数項に記載の容器。 17.旋回ピン(60)のための底部(2)に配設された保持室(71)が底部(2)の下側面(50)の方向にロック要素(73)と対向して端部部分(69)に密接するよう構成されていることを特徴とする請求項1から16の1項又は複数項に記載の容器。 18.ロック装置(47)が、側壁部分(3,4,5,6)の周縁ストリップ(19)を越えて突出し底部(2)の方向で底部(2)と対面するストッパ(48)によって形成され、該ストッパが底部(2)又は支持面(49)を形成する周縁ストリップ(57)の凹所(79)と共働するようになっていることを特徴とする請求項1から17の1項又は複数項に記載の容器。 19.側壁部分(3,4,5,6)と底部(2)との間に配設されたストッパ(48)の支持面(49)が、関節構造(8)の長手方向中心軸線(55)に偏心して延びまた側壁部分(3,4,5,6)がその底部(2)に垂直に延びる位置から底部(2)に対し平らに延びる位置へと傾斜しないようにする予応力又は抑止装置(86)を形成していることを特徴とする請求項1から18の1項又は複数項に記載の容器。 20.予応力又は抑止装置(86)が底部(2)の表面(10)を越えて突出するビード要素によって形成され、該ビード要素に側壁部分(3,4,5,6)の周縁ストリップ(19)に配設された凹所が結合されていることを特徴とする請求項1から19の1項又は複数項に記載の容器。 21.凹所(79)と延長部(78)とによって形成された支持面(49)が接触面(80)と共に、容器(1)の内部(9)の方向からの側壁部分(3,4,5,6)の圧力荷重のための過剰負荷安全装置を形成していることを特徴とする請求項1から20の1項又は複数項に記載の容器。 22.縦と横の側面(7)に隣接する周縁ストリップ(57)に底部(2)が、容器(1)の周縁方向に相互に離間して配され載置面(12)の方向に周縁ストリップ(57)の下側面(50)を越えて突出する位置決め要素(114)を有していることを特徴とする請求項1から21の1項又は複数項に記載の容器。 23.容器(1)の上縁(42)を形成する周縁ストリップ(19)に、取付け凹所(115)が容器(1)の周縁方向に相互に離間して配設されていることを特徴とする請求項1から22の1項又は複数項に記載の容器。 24.位置決め要素(114)と取付け凹所(115)とが相互に関し垂直位置で載置面(12)に対して整列されるよう配置されていることを特徴とする請求項1から23の1項又は複数項に記載の容器。 25.載置面(12)に平行な平面上の、平行に延びる内側横断面の、位置決め要素(114)の横断面が取付け凹所(115)に一致していることを特徴とする請求項1から24の1項又は複数項に記載の容器。 26.取付け凹所(115)が、壁板(18)により容器(1)の内部(9)の方向に区画されるよう構成されていることを特徴とする請求項1から25の1項又は複数項に記載の容器。 27.底部(2)及び/又は側壁部分(3,4,5,6)には、例えばプラスチックからなる、形材部品、特に射出され又は成形された部品によって、連結装置(38)、ロック装置(47)及び関節構造(8)が形成されていることを特徴とする請求項1から26の1項又は複数項に記載の容器。
IPC (2件):
B65D 6/18 ,  B65D 6/26
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭53-112184

前のページに戻る