特許
J-GLOBAL ID:200903067300232682

動圧流体軸受装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-085762
公開番号(公開出願番号):特開平10-259820
出願日: 1997年03月19日
公開日(公表日): 1998年09月29日
要約:
【要約】 (修正有)【課題】 ラジアル軸受部及びスラスト軸受部間の圧力差をなくして安定した動圧発生を実現し、潤滑剤の流出の危険がなく、薄型化、小型化を可能にする。【解決手段】 軸部34aとこれから径方向外方へ張り出したスラスト板部34bとを有してなる回転軸体34を、軸部34aに嵌合したスリーブ部32bとスラスト板部34bを収容した径方向内方開口の環状のスラスト溝部32dとを有してなる固定スリーブ体32に対し、両者間隙に充填された潤滑剤36を介し、回転自在に支持する。スラスト板部34bは軸部34aがスラスト板部34bより突出することなく軸部34aの一端部に位置し、固定スリーブ体32のスラスト板部側を密閉し、潤滑剤36をラジアル軸受部とスラスト軸受部とに連続的に充填する。回転軸体34に、両スラスト軸受部と、両ラジアル軸受部間と、スリーブ部32bの開口端側とを連通する連通路38a,38b,38cを形成する。
請求項(抜粋):
軸部と該軸部から径方向外方へ張り出したスラスト板部とを有してなる回転軸体が、前記軸部にスリーブ嵌合したスリーブ部と前記スラスト板部を内嵌状態で収容した径方向内方開口の環状のスラスト溝部とを有してなる固定スリーブ体に対し、前記回転軸体と前記固定スリーブ体との間隙に充填された潤滑剤を介し、主に軸部とスリーブ部が相対する一対のラジアル軸受部及びスラスト溝部とスラスト板部が相対するスラスト板部両面の一対のスラスト軸受部において、回転自在に支持されてなる動圧流体軸受装置であって、前記スラスト板部は前記軸部がスラスト板部より突出することなく軸部の一端部に位置し、前記固定スリーブ体の前記スラスト板部側は密閉されて前記潤滑剤が前記ラジアル軸受部と前記スラスト軸受部とに連続的に充填されており、前記回転軸体には、前記両スラスト軸受部のそれぞれの内周部と、前記両ラジアル軸受部間と、前記スリーブ部の開口端側の前記ラジアル軸受部の外気との界面近傍と、を連通する連通路が形成されている、ことを特徴とする動圧流体軸受装置。

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