特許
J-GLOBAL ID:200903067307297798
二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
田中 政浩
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-074831
公開番号(公開出願番号):特開2000-263642
出願日: 1999年03月19日
公開日(公表日): 2000年09月26日
要約:
【要約】【課題】 熱劣化による色味の変化や金属性凝集異物を発生させることなく、耐劈開性に優れるとともに厚みムラが小さく、ボーイング現象が小さいフィルムを製造できる写真フィルム用支持体として有用なフィルムの製造方法を提供する。【解決手段】 使用する樹脂の静電抵抗値(添加する金属触媒量)をある範囲に限定すると同時に、ダイ位置をある範囲内に設定することにより、未延伸ポリエステルフィルムをキャスト製膜する。次に、縦延伸工程の2段階分割化、それぞれの延伸ゾーンにおける遠赤外ヒータと延伸ロールとの間隙などの位置関係の条件、延伸工程における延伸倍率の条件などをある範囲内に限定して縦延伸する。さらに、テンター内の延伸温度、中間ゾーンの温度、その通過時間及び熱固定温度をある条件範囲内に限定した状態で横延伸する。
請求項(抜粋):
溶融したポリエステル樹脂をダイにより冷却ドラムに押出し静電印加方式でキャスト製膜する製膜工程と、この製膜工程で製膜された未延伸ポリエステルフィルムを縦方向に延伸する縦延伸工程と、この縦延伸工程で縦方向に延伸されたポリエステルフィルムを横方向に延伸する横延伸工程とを有する二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法であって、前記製膜工程は、 溶融押出されるポリエステル樹脂の比抵抗が5×106〜3×108Ω・cmに調整されており、 かつ、冷却ドラムの回転軸を含む鉛直面よりドラム回転側で角度αの範囲が30〜90度の位置に設置されたダイを通して溶融樹脂をシート状に広げるものであり、この角度αが、冷却ドラムの回転軸をO、回転軸Oの直上の冷却ドラムの周面の点をA、ダイリップから鉛直線を引いて冷却ドラム周面と交差する点をBとした時の∠AOBであり、前記縦延伸工程は、未延伸ポリエステルフィルムをロール周速差により縦方向に延伸する1段目縦延伸工程と2段目縦延伸工程とを有し、1段目及び2段目縦延伸工程において、未延伸ポリエステルフィルムの加熱手段として遠赤外ヒータを用いるとともに、遠赤外ヒータと延伸ロールとの間隙を5〜40mm、延伸ロール間の間隙を3〜40mmに設定し、1段目縦延伸工程で未延伸ポリエステルフィルムを延伸倍率1.05〜1.5倍で縦延伸し、その後一度ガラス転移点以下に冷却し、さらに2段目縦延伸工程で総合縦延伸倍率2.5〜3.9倍となるように延伸して縦延伸ポリエステルフィルムを得るものであり、前記横延伸工程は、縦延伸ポリエステルフィルムをテンター内に通し、横延伸ゾーンでガラス転移点以上、ガラス転移点+50°C以下の範囲で横延伸した後、横延伸温度(横延伸ゾーン最終部におけるポリエステルフィルム表面温度)+20°C以上、熱固定温度(テンター内におけるポリエステルフィルム表面の最高温度)-20°C以下の範囲に設定した中間ゾーンを3〜30秒通し、その後、熱固定ゾーンで融点-30°C以上、融点-5°C以下の範囲で熱固定処理を行うものであることを特徴とする二軸延伸ポリエステルフィルムの製造方法。
IPC (5件):
B29C 55/14
, B29C 47/88
, G03C 1/795
, B29K 67:00
, B29L 7:00
FI (3件):
B29C 55/14
, B29C 47/88 Z
, G03C 1/795
Fターム (27件):
2H023FA01
, 2H023FA12
, 2H023FA13
, 4F207AA26
, 4F207AE01
, 4F207AG01
, 4F207AR06
, 4F207AR07
, 4F207KA01
, 4F207KA17
, 4F207KF01
, 4F207KW41
, 4F210AA26
, 4F210AE01
, 4F210AG01
, 4F210AR06
, 4F210AR07
, 4F210QA02
, 4F210QA03
, 4F210QC06
, 4F210QD04
, 4F210QD16
, 4F210QD25
, 4F210QD36
, 4F210QG01
, 4F210QG18
, 4F210QW07
引用特許:
出願人引用 (1件)
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写真用支持体
公報種別:公開公報
出願番号:特願平6-282161
出願人:コニカ株式会社
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