特許
J-GLOBAL ID:200903067354984485

オーステナイト表面層をステンレス鋼に形成するための熱処理方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中平 治
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平6-275455
公開番号(公開出願番号):特開平7-188733
出願日: 1994年10月04日
公開日(公表日): 1995年07月25日
要約:
【要約】【目的】 ステンレス鋼の表面層の窒化と熱処理によりその性質を改善する。【構成】 最終形状に近いステンレス鋼製部品の表面区域が、1000ないし1200°Cの温度での窒化により、溶解窒化の濃度を高められる。モれにより表面区域のフエライト及びマルテンサイトの組織成分がオーステナイトに変換される。窒素は、固溶体硬化により、形成される表面層の強度を高め、同時にこの表面層のオーステナイト組織のじん性が高められる。強度とじん性の組合わせにより、特に衝突摩耗、キヤビテーシヨン及び滴衝突における摩耗抵抗が著しく高められる。炭素とは異なり、窒素の拡散により表面層の耐食性は悪化せず、更に高められる。熱処理は流体機械のステンレス鋼部品の寿命を長くするのに適している。
請求項(抜粋):
最終形状に近いステンレス鋼製部品を、窒素含有ガス雰囲気中において1000ないし1200°Cの温度で窒化し、続いて窒化物の析出が回避されるような速度で冷却することにより、0.30重量%以上の溶解窒素を含むオーステナイト表面層をステンレス鋼に形成するための熱処理方法。
IPC (2件):
C21D 1/06 ,  C23C 8/26
引用特許:
審査官引用 (9件)
  • 特開昭51-010121
  • 特公昭61-040750
  • 特公昭55-029137
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