特許
J-GLOBAL ID:200903067384398580
既設のコンクリート造の構造物の補強方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
小宮 雄造
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-100950
公開番号(公開出願番号):特開平10-280704
出願日: 1997年04月03日
公開日(公表日): 1998年10月20日
要約:
【要約】【課題】既設の構造物を損傷させる恐れが少なく、補強現場において押え板にボルト孔を穿設する必要がなく、押え板からボルトへの力の伝達が迅速かつ確実にでき、施工性もよい既設のコンクリート造の構造物の補強方法を提供すること。【解決手段】補強用のシート状体11に対応する構造体に多数のボルト12を間隔をおいて植設し、押え板14Aとして一つのボルト孔14Abのある所定形状の板体を用い、一つのボルト12に一つの押え板14Aを対応させ、各ボルト12に押え板14Aのボルト孔14Abを嵌め、各押え板14Aの内側面をシート状体11の外側面に当て、各ボルト12のねじ部にナット13をねじ込んで各押え板をボルト締めする。【効果】ボルト孔の径とボルトの径との径差を両者の嵌合が困難にならない程度の小さい径差にすることができるから、押え板からボルトへの力の伝達を迅速に行うことができ、シート状体の剥がれを確実に防止できる。
請求項(抜粋):
既設のコンクリート造の構造物の補強すべき部位の表面に、補強用繊維等からなる補強用のシート状体を貼り付け、そのシート状体に含侵させた硬化性樹脂の硬化により構造体を補強する補強方法において、前記シート状体に対応する構造体に多数のボルト又はナットを間隔をおいて植設又は埋設し、押え板として一つのボルト孔のある所定形状の板体を用い、一つの植設ボルト又は埋設ナットに一つの押え板を対応させ、各植設ボルト又は埋設ナットに押え板のボルト孔を合わせ、各押え板の内側面をシート状体の外側面に当て、各植設ボルト又は埋設ナットのねじ部にナット又はボルトをねじ込んで各押え板をボルト締めし、シート状体の繊維方向と交差する方向に延在するシート状体の部分を多数の押え板にて全てボルト締めすることを特徴とする既設のコンクリート造の構造物の補強方法。
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