特許
J-GLOBAL ID:200903067387586698

血管移植片

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 千葉 剛宏 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-517763
公開番号(公開出願番号):特表2001-502205
出願日: 1997年10月06日
公開日(公表日): 2001年02月20日
要約:
【要約】移植片(36)は、一つ以上の冠状動脈枝に血液を供給するために使用される。また、移植片(36)は、他の所望の血管に血液を供給する周辺の再新生人工血管(peripheralre-vascularization prothesis)としても使用される。移植片(36)は、移植片(36)の入口端(41)に取り付けられた高圧の血液供給部から移植片(36)の出口端(42)に取り付けられた血液受入部に血液を運搬する連続した通路(40)となっている長尺な管状の主幹(37)を有する。主幹(37)の長さに沿った一つ以上の開口部により血液が冠状動脈、または、他の血液を必要とする血管に流入することが可能となる。また、移植片(36)を、管状の移植片の主幹(37)の長さに沿った開口部を備えることなく構成するようにしてもよい。通路内の血液の流れおよび圧力は、管状の主幹(37)の入口端(41)から離間した位置にある絞り通路(48)となっている絞り(44)により制御される。移植片(36)の性能を向上させるためにタンパク質等の生体物質、または、内皮細胞等の組織が移植片(36)に施される。一つの実施の形態において、絞り(44)は、血液供給部への接台部を開口した絞りのない形状に保持するのに役立つスリーブ(17)により補強される。
請求項(抜粋):
生体内で、一つ以上の身体の血管または腔(供給血管)から前記供給血管よりも圧力の低い一つ以上の身体の血管または腔(受入血管)に血液を運ぶための移植片において、 a. 血液を運ぶための連続した通路を有する長尺な生体適合性手段を含み、前記連続した通路が血液と接する表面を有し、 b.前記長尺な生体適合手段が一つ以上の供給血管に接続可能な入口手段と、一つ以上の受入血管に接続可能な出口手段とを有し、 c. 前記入口手段および出口手段が、前記供給および受入血管にそれぞれ接続されている際に、前記供給血管と前記受入血管との間の圧力差が、前記連続した通路に沿って、前記供給血管から前記受入血管への血液の流れを引き起こし、 d. 前記入口手段と前記出口手段との間の絞り手段であって、前記連続した通路内の血液の流れを絞り、前記連続した通路の前記入口手段と前記絞り手段との間の部分において、前記連続した通路の前記絞り手段と前記出口手段との間の部分における圧力よりも高い圧力を維持する絞り手段を含み、 e. 前記血液と接する表面の少なくとも一部に施された生体物質を含むこと を特徴とする移植片。
IPC (2件):
A61F 2/06 ,  A61L 27/00
FI (2件):
A61F 2/06 ,  A61L 27/00 P

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