特許
J-GLOBAL ID:200903067407623862
可変帯域幅周波数分割多重通信方式
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
若林 忠
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-092834
公開番号(公開出願番号):特開平9-284242
出願日: 1996年04月15日
公開日(公表日): 1997年10月31日
要約:
【要約】【課題】周波数分割多重通信において、帯域幅が可変であってかつ小規模な通信装置を提供する。【解決手段】送信側の合波装置においては、各チャネルの信号をA/D変換器3でディジタル化したのち、複素乗算器5においてチャネル間隔Δfごとの異なる周波数の複素信号に変換し、複数のスイッチ素子7を有するスイッチ回路6を経て、フーリエ逆変換を行うIFFT回路8に入力する。IFFT回路8の出力側には、Δfの1/2をナイキスト周波数とするナイキスト特性型のディジタルサブフィルタ10-1〜10-Nを配置し、これらディジタルサブフィルタ10-1〜10-Nの出力を遅延器11-1〜11-Nを介して加算回路12で加算する。受信側の分波装置も、この合波装置と見合う構成とする。各スイッチ素子7の状態を変化させることにより、帯域幅を変化させる。
請求項(抜粋):
合波回路を含む送信側装置と分波回路を含む受信側装置とを有し、チャネル周波数間隔がΔfであり、かつ前記チャネル周波数間隔よりも広帯域のチャネルを設定できる可変帯域幅周波数分割多重通信方式において、前記合波回路が、前記チャネル周波数間隔Δfの自然数倍のサンプリング周波数fsを発生する標本化タイミング発生回路と、送信されるべきN本の独立な送信情報信号に対して個別に設けられ、前記サンプリング周波数fsに応じて対応する送信情報信号を標本化し、ディジタル信号に変換するA/D変換器と、kを0からN-1までの各整数として、周波数がそれぞれ前記チャネル周波数間隔Δfのk倍である複素信号を発生する複素局部発振回路と、N個の複素乗算器を備えて前記各A/D変換器の出力と前記各複素信号とを1対1で乗算してN個の出力信号として出力する複素乗算回路と、N点の複素フーリエ逆変換演算を行うフーリエ逆変換回路と、前記複素乗算回路の出力と前記フーリエ逆変換回路の入力との間に設けられたN入力N出力のスイッチ回路と、前記フーリエ逆変換回路のN個の出力にそれぞれ1個ずつ設けられフィルタリングを行うディジタルサブフィルタと、前記各ディジタルサブフィルタの出力にそれぞれ1個ずつ設けられた遅延器と、前記各遅延器の出力を受けてその総和を出力する加算回路と、を有し、k番目(1≦k≦N)の遅延器が(k-1)/fsで表わされる遅延を対応するディジタルサブフィルタの出力に与えることを特徴とする可変帯域幅周波数分割多重通信方式。
IPC (3件):
H04J 1/05
, H04J 3/00
, H04L 27/34
FI (3件):
H04J 1/05
, H04J 3/00 L
, H04L 27/00 E
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