特許
J-GLOBAL ID:200903067419636579

衛星通信システムにおける地球局位置検出方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大塚 学
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-090098
公開番号(公開出願番号):特開平8-265239
出願日: 1995年03月24日
公開日(公表日): 1996年10月11日
要約:
【要約】【目的】マルチスポットビーム機能を有する非静止衛星を利用する移動体衛星通信システムで、ユーザーが運用する地球局の位置を高精度で一意に決定する位置検出手順を提供することを目的とする。【構成】位置が既知である地球表面の任意の地点を三次元座標軸の中心座標とし、位置が未知である地球局と非静止衛星間の測定距離、並びに地球局と非静止衛星間のドップラーシフト量に関する情報を用いて地球局の位置推定を複数回繰り返すことにより地球局の位置を高精度に導出し、更に適当な時間間隔で複数の解として得られる地球局の推定位置を随時観測し、時間経過に伴う各推定位置の位置変移量を比較し、かつ、位置変移量が最小となる推定位置を選択することにより、地球局の真の位置に対する推定位置を一意に決定するように構成されている。
請求項(抜粋):
地上との通信機能を有する非静止衛星と、該非静止衛星との通信を行うことが可能な送受信装置を有する地球局と、地上の通信網と接続されており、該地球局との通信を該非静止衛星を介して行うことが可能な陸上地球局とから構成される衛星通信システムにおいて、位置が既知である地球表面の任意の地点を参照地点と位置付けて三次元座標軸の中心座標とし、地球の中心点から該中心座標方向への直線をZ軸とし、地球表面と接し、かつ、地球の赤道と直交関係にある該中心座標を通過する直線をY座標とし、地球表面と接し、かつ、地球の赤道と平行関係にある該中心座標を通過する直線をX座標とするXYZ三次元直交座標系を想定し、位置が未知である該地球局と該非静止衛星間の測定距離、並びに該地球局と該非静止衛星間のドップラーシフト量に関する情報を用いることにより、該地球局の位置を一次推定した後、該一次推定により求められた該地球局の推定位置を中心座標とする該三次元座標系において、該測定距離、並びに該ドップラーシフト量に関する情報を再度用いて該地球局の位置を二次推定し、以下、同様の操作を複数回繰り返し、前記三次元座標系の中心座標と新たに推定した該地球局の高次推定値との誤差が極めて小さい予め定めた閾値を下回った場合に該繰り返し操作を終了し、該繰り返し操作の終了時点における該高次推定値を該地球局の推定位置として決定することにより、該地球局の位置を高精度に求めることを特徴とする衛星通信システムにおける地球局位置検出方法。
IPC (4件):
H04B 7/15 ,  G01S 5/12 ,  H04B 7/195 ,  H04Q 7/34
FI (4件):
H04B 7/15 Z ,  G01S 5/12 ,  H04B 7/195 ,  H04B 7/26 106 Z

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