特許
J-GLOBAL ID:200903067485274424

可変吐出量液圧ポンプ用圧力制御システム

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中村 稔 (外6名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平10-527727
公開番号(公開出願番号):特表2000-506953
出願日: 1997年11月20日
公開日(公表日): 2000年06月06日
要約:
【要約】吐出量制御バルブ(22)が、可変吐出量液圧ポンプ(11)の吐出量コントローラー(16)をタンク(12)と連通させてポンプ吐出量を増加させる第1作動位置と、ポンプ(11)の吐出通路(14)を制御ポート(41)と連通させてポンプ吐出量を減少させる第2作動位置とを備えるバルブ要素(23)を有する。吐出通路(14)は、バルブ要素(23)の第1端(24)と連通し、バルブ要素(23)を第2位置に向けて付勢する力を生じさせる。逆向きの付勢力が、バルブ要素端に作用し、吐出通路(14)に所定圧力レベルを設定する。逆向き付勢力は、スプリング(27)と、第2端(29)に流体圧力を生じさせるオリフィス手段(28)と、可変機械的付勢力手段によって生じる。
請求項(抜粋):
1.吐出通路(14)を有する可変吐出量液圧ポンプ(11)と、圧力シグナルの増加に応じてポンプ吐出量を減少させ、圧力シグナルの減少に応じてポンプ吐出量を増加させるように配置した吐出量コントローラー(16)とともに使用する圧力制御システム(10)であって、 前記吐出通路(14)と連通する入口ポート(39)と、吐出量コントローラー(16)に連通する制御ポート(41)と、排出ポート(42)と、第1及び第2端(24、26)を備え前記制御ポート(41)を前記排出ポート(42)と連通させる第1作動位置と前記入口ポート(39)を前記制御ポート(41)と連通させる第2作動位置とを有するバルブ要素(23)とを備える吐出量制御バルブ(22)からなり、前記第1端(24)は、前記入口ポート(39)と継続して連通し、前記バルブ要素(23)を第2位置に向けて付勢する力を生じさせるようになっており、前記バルブ要素(23)の前記第1端(24)に作用する圧力により生成した力と逆向きの付勢力を前記バルブ要素(23)に及ぼすことによって、前記バルブ要素(23)に作用する力が釣り合う時、圧力レベルが前記吐出通路(14)に設定されるようにする第1手段(26)が設けられ、前記第1手段(26)は、前記バルブ要素(23)にほぼ一定の付勢力を及ぼすように配置されたスプリング(27)と、前記バルブ要素(23)の第2端(29)に前記吐出通路(14)の圧力と等しい流体圧力を生じさせるオリフィス手段(28)とを有し、 前記第1手段(26)と同じように前記バルブ要素(23)に可変機械的付勢力を作用させ、この機械的付勢力のレベルに比例して前記吐出通路(14)の圧力レベルを増加させる第2手段(31)を備えるシステム。2.請求の範囲第1項記載の圧力制御システム(10)であって、前記オリフィス手段(28)は、前記入口ポート(39)を前記バルブ要素(23)の前記第2端(29)と連通させる第1固定寸法オリフィス(33)と、前記バルブ要素(23)の前記第2端(29)を前記排出ポート(42)と連通させる第2固定寸法オリフィス(34)を有するシステム。3.請求の範囲第2項記載の圧力制御システム(10)であって、前記第1オリフィス(33)は、前記バルブ要素(23)に形成されるシステム。4.請求の範囲第2項記載の圧力制御システム(10)であって、前記バルブ要素(23)の前記第2端(29)に作用する圧力により生成される力が、前記吐出通路(14)内の圧力の増加に比例して増加するようになったシステム。5.請求の範囲第2項記載の圧力制御システム(10)であって、前記第2手段(31)は、比例ソレノイド(36)を有し、該ソレノイド(36)が電力を加えられると、前記バルブ要素(23)に機械的付勢力を及ぼすように配置されたプッシュロッド(47)を備えるシステム。6.請求の範囲第2項記載の圧力制御システム(10)であって、前記吐出量制御バルブ(22)は、前記バルブ要素(23)を摺動可能に受け取るボア(38)を備えるバルブ本体(37)を有し、前記入口ポート(39)と、前記制御ポート(41)と、前記排出ポート(42)とが前記ボア(38)と連通するシステム。7.請求の範囲第6項記載の圧力制御システム(10)であって、前記バルブ要素(23)は、第1室(43)を前記バルブ要素(23)の第1端(24)に、第2室(44)を前記バルブ素子(23)の第2端(29)に形成しており、前記第1室(43)は、前記入口ポート(39)と継続的に連通し、前記第1オリフィス(33)が、前記第1室(43)を前記第2室(44)と連通させ、前記第2オリフィス(34)が、前記第2室(44)を前記排出ポート(42)と連通させるシステム。

前のページに戻る