特許
J-GLOBAL ID:200903067507886321

ポリビニルアセタール樹脂の製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-257698
公開番号(公開出願番号):特開平5-097918
出願日: 1991年10月04日
公開日(公表日): 1993年04月20日
要約:
【要約】【目的】 アセタール化度のばらつきが小さく、スケールの付着が防止され、反応時間も短く、品質の良好なポリビニルアセタール樹脂を連続的に製造する。【構成】 酸触媒を含むポリビニルアルコール水溶液とアルデヒドとの溶液を、筒型反応器3内を通しながらアセタール化反応を行う。筒型反応器内には、二本の回転軸31に多数のローター板33が並設され、一方のローター板と他方のローター板とは互いに噛み合うように設けられている。そして、これ等の機器の接液部の表面粗さ(Rz 値) は0.5 μm 以下になされている。ローター板を回転させ、上記溶液を、一方のローター板と他方のローター板と反応器内壁とによる剪断力(剪断速度は20000min-1以上が好ましい)で攪拌しながらアセタール化し、そのスラリー状反応液を連続的に排出する。その後、常法により中和、水洗、乾燥して目的のポリビニルアセタール樹脂を得る。
請求項(抜粋):
ポリビニルアルコール水溶液とアルデヒドとの溶液を、筒型の反応器内を通しながらアセタール化反応を行う方法であって、筒型の反応器内には、その軸方向に沿って架設された少なくとも二本の回転軸に多数のローター板がそれぞれ並設され、一方の多数のローター板の間に噛み合うように他方の多数のローター板が設けられており、これ等の機器の接液部の表面粗さ(Rz値)は0.5μm 以下であり、上記溶液を一方のローター板と他方のローター板と反応器内壁とによる剪断力で攪拌しながら連続的にアセタール化反応を行うことを特徴とするポリビニルアセタール樹脂の製造方法。

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