特許
J-GLOBAL ID:200903067531860015

木管楽器用パッド及び感触調節法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 板橋 昌之
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平11-137573
公開番号(公開出願番号):特開2000-293165
出願日: 1999年04月09日
公開日(公表日): 2000年10月20日
要約:
【要約】【目的】 カップの内面に装着してトーンホールを開閉し、正確な音色が出せ、微調整作業が不要である木管楽器用パッド及び感触調節法を提供する。【構成】 表面の外周部分に立ち上がり壁部5が形成されその内際の外径とトーンホール2よりも小さい内径の適当な幅と深さを有する輪状凹部6が形成され裏面の内周部分には輪状凸部7が形成された円盤型の金属ベース8と、中央には穴4が形成され裏面は金属ベース8の表面を覆って密着し輪状凹部6に空間部9を形成するよう金属ベース8の内側に挿入された樹脂板10と、裏面は樹脂板10の表面に密着して金属ベース8の内側に挿入された円盤型のフェルト状繊維体11と、表面は穴4を輪状凸部7に固定した状態で金属ベース8の裏面に密着された台紙12と、前記3部材を表面から包み込み台紙12に糊付けされたパッ下スキン13とから構成されたことを特徴とする。
請求項(抜粋):
裏面を木管楽器のカップ(1)の内側に装着し表面でトーンホール(2)を開閉するためのパッド(3)において、中央には穴(4)が形成されフラットな表面の外周部分にはトーンホール(2)よりも大きな内径を有する立ち上がり壁部(5)が形成され表面の立ち上がり壁部(5)の内側には立ち上がり壁部(5)内際の外径とトーンホール(2)よりも小さい内径の適当な幅(a)と深さ(b)を有する輪状凹部(6)が形成されフラットな裏面の内周部分には輪状凸部(7)が形成された円盤型の金属ベース(8)と、中央には金属ベース(8)と同内径の穴(4)が形成され外径は立ち上がり壁部(5)の内径とほぼ等しく裏面は金属ベース(8)の表面を覆って密着し輪状凹部(6)に空間部(9)を形成するよう金属ベース(8)の内側に挿入された弾性を有するフラットな円盤型の樹脂板(10)と、中央には樹脂板(10)と同内径の穴(4)が形成され外径は立ち上がり壁部(5)の内径とほぼ等しく裏面は樹脂板(10)の表面に密着して金属ベース(8)の内側に挿入された円盤型のフェルト状繊維体(11)と、中央には輪状凸部(7)の外径と同じ内径の穴(4)が形成され外径は金属ベース(8)の外径とほぼ等しく表面は穴(4)を輪状凸部(7)に固定した状態で金属ベース(8)の裏面に密着された円盤型の台紙(12)と、中央には繊維体(11)とほぼ同内径の穴(4)が形成され繊維体(11)と樹脂板(10)と金属ベース(8)と台紙(12)とが一体となったものを表面から包み込んで張力を平均に保って台紙(12)の裏面に糊付けされたパッドスキン(13)とから構成され、前記立ち上がり壁部(5)は樹脂板(10)と繊維体(11)の形状を安定させ、前記金屈ベース(8)が基礎となってパッド(3)の形状を保持し、前記樹脂板(10)はトーンホール(2)密閉時の衝撃を吸収してトーンホール(2)上面の形に合わせて変形し、前記輪状凹部(6)の空間部(9)は逃げ空間として樹脂板(10)の変形を許容し、前記繊維体(11)は樹脂板(10)の弾性によってトーンホール(2)上面に押し付けられたパッドスキン(13)との密閉を完全なものとし、前記輪状凸部(7)は台紙(12)のセンターを正位置で維持し、前記パッドスキン(13)は包み込んでいる繊維体(11)表面と立ち上がり壁部(5)外周側面と貼り付けられている台紙(12)裏面によって一定の形を保持して張力を平均に保つことを特徴とする木管楽器用パッド。
IPC (3件):
G10D 9/04 ,  G09B 15/00 ,  G10D 9/00
FI (3件):
G10D 9/04 ,  G09B 15/00 Z ,  G10D 9/00 E
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開平2-230295

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