特許

J-GLOBAL ID：200903067532106624

記録用シート及びその製造方法

発明者： 小林 英夫 ,  柿沼 武夫 ,  原田 陽雄 ,  有沢 宏
出願人/特許権者： 富士ゼロックス株式会社
代理人 (1件)： 阪本 清孝 (外1名)
公報種別：公開公報
出願番号（国際出願番号）：特願平9-350637
公開番号（公開出願番号）：特開平11-183944
出願日： 1997年12月19日
公開日（公表日）： 1999年07月09日
要約：

【要約】【課題】電解層及び着色層についてイオン導電性樹脂を母相とする構造で形成した記録用シートにおいて、多色表示が可能でコントラストが良好な着色層を得るとともに、電解層及び着色層の特性の劣化防止を図る。【解決手段】透明電極2が形成された基板シート1上に、第一のイオン導電性樹脂とイオン電解材料の複合体より成る電解層3、第二のイオン導電性樹脂とエレクトロクロミック材料の複合体より成る着色層4を順次積層し、第一のイオン導電性樹脂が、第二のイオン導電性樹脂の溶剤に対し不溶又は難溶とすることにより、製造時における電解層3の劣化を防止し、良好な特性を保持する。

請求項（抜粋）：

基板シート表面に形成された電極上又は導電性シート上に、電界により着色するフタロシアニン系エレクトロクロミック材料より成る着色層(EC層)と、この着色層に隣接してイオンを供給する電解層(EL層)とから成る積層膜を設けた記録用シートであって、前記電解層は、第一のイオン導電性樹脂とイオン電解材料の複合体より形成し、前記着色層は、第二のイオン導電性樹脂とエレクトロクロミック材料の複合体より形成し、前記電解層及び着色層において、先に形成された層の樹脂が、後に形成される層の溶剤に対し不溶又は難溶であることを特徴とする記録用シート。