特許
J-GLOBAL ID:200903067665040219

熱可塑性樹脂成形品の射出成形法及び射出成形用金型

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 小橋 信淳 (外1名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-123035
公開番号(公開出願番号):特開平5-016177
出願日: 1991年04月26日
公開日(公表日): 1993年01月26日
要約:
【要約】【目的】 射出成形品の肉厚部に相当する位置にボイドを強制的に発生させることにより、肉厚が大きく変動するものであっても、ヒケ等の表面欠陥がない熱可塑性樹脂成形品を得る。【構成】 肉厚が異なる樹脂成形体を射出成形するとき、厚肉部に相当するキャビティ21にボイド挿入ピン22〜24を設置する。そして、加圧ガス導入路27からボイド挿入ピン22〜24を介して加圧ガスをピン先端に作用させ、ボイド挿入ピン22〜24の先端部近傍にある溶融樹脂21中にボイド核を形成する。溶融樹脂21が冷却するに伴って、ボイド核は、樹脂の収縮に見合ったボイドに成長する。【効果】 金型キャビティ内面に樹脂が密着した状態で冷却・固化するので、体積収縮に起因したヒケ等の欠陥が製品表面に生じない。
請求項(抜粋):
異なる肉厚をもつ熱可塑性樹脂成形品を射出成形する際、ヒケ現象が起きる厚肉部に相当する金型キャビティの任意の位置にボイド挿入ピンを設けて、前記キャビティにキャビティを満たすに十分な溶融樹脂を射出充填し、保圧工程完了後前記ボイド挿入ピンを介してそのピン先端に加圧ガスを作用させ、前記ボイド挿入ピンの先端部の溶融樹脂中にボイドを誘起せしめた後、前記溶融樹脂の冷却・固化に伴う収縮力で収縮に見合った大きさに前記ボイドを成長させて成形品のヒケを防止することを特徴とする熱可塑性樹脂成形品の射出成形法。
IPC (2件):
B29C 45/26 ,  B29C 45/57
引用特許:
審査官引用 (1件)
  • 特開昭63-165114

前のページに戻る