特許
J-GLOBAL ID:200903067674516650

オーステナイト系耐熱鋼の高温損傷評価方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-189449
公開番号(公開出願番号):特開平6-034625
出願日: 1992年07月16日
公開日(公表日): 1994年02月10日
要約:
【要約】【目的】この発明は、オ-ステナイト系耐熱鋼の損傷の程度を破壊試験法よりも短時間で且つ同等の精度で行うことを主要な目的とする。【構成】機械部品の表面を研磨、エッチングしてオ-ステナイト系耐熱鋼の金属組織を現出させる工程と、現出させた金属組織をレプリカ法又は直接観察法によって観察する工程と、観察された金属組織の一定面積中の結晶粒界に生成した微小空洞と粒界析出物の結晶粒界方向の長さを計測する工程と、個々の該測定値を加算して該一定面積中に生成した微小空洞及び粒界析出物の長さの合計値を該一定面積又は該一定面積中の結晶粒界の長さの合計値で除し、粒界損傷線密度及び粒界損傷率を求める工程と、予め実験室試験によって求めた粒界損傷線密度、又は粒界損傷率と寿命消費率との関係線図に該測定値をあてはめることによって耐熱鋼の寿命消費率を求める工程とを具備することを特徴とするオーステナイト系耐熱鋼の高温損傷評価方法。
請求項(抜粋):
高温、応力下で運転される機械部品として使用されているオ-ステナイト系耐熱鋼の高温損傷を評価する方法において、前記機械部品の表面を研磨、エッチングして前記オ-ステナイト系耐熱鋼の金属組織を現出させる工程と、現出させた金属組織をレプリカ法又は直接観察法によって観察する工程と、観察された金属組織の一定面積中の結晶粒界に生成した微小空洞と粒界析出物の結晶粒界方向の長さを計測する工程と、個々の該測定値を加算して該一定面積中に生成した微小空洞及び粒界析出物の長さの合計値を該一定面積又は該一定面積中の結晶粒界の長さの合計値で除し、粒界損傷線密度及び粒界損傷率を求める工程と、予め実験室試験によって求めた粒界損傷線密度、又は粒界損傷率と寿命消費率との関係線図に該測定値をあてはめることによって前記オ-ステナイト系の耐熱鋼の寿命消費率を求める工程とを具備することを特徴とするオーステナイト系耐熱鋼の高温損傷評価方法。
IPC (4件):
G01N 33/20 ,  G01N 1/28 ,  G01N 1/32 ,  G01N 17/00

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