特許
J-GLOBAL ID:200903067683023860

エチルベンゼン又はクメンの製造方法

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 山崎 行造 (外1名)
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-512705
公開番号(公開出願番号):特表平10-508300
出願日: 1995年10月06日
公開日(公表日): 1998年08月18日
要約:
【要約】希釈エチレン及び希釈ベンゼンからのエチルベンゼンの製造は、三工程でなし遂げられる。第一に、ベンゼンを含有するベンゼン供給材料ストリームが、エチレンを含有する希釈エチレン供給材料ストリームでアルキル化され、ジ-及びトリエチルベンゼンの混合物であって、テトラ-、ペンタ-、及びヘキサエチルベンゼンも含有してもよいものを包含するポリエチルベンゼン類(PEB)を伴って、エチルベンゼンを生ずる。第二に、第一工程の生成物が蒸留され、未反応ベンゼン及び他の未反応物が除去される。エチルベンゼンの一部は、蒸留によって回収される。第三工程では、ポリエチル-ベンゼン類が、過剰の純粋ベンゼンとアルキル交換され、生成物であるエチルベンゼンを生ずる。生成物であるエチルベンゼンは、蒸留によって回収され得る。希釈ベンゼン供給材料を用いるこの方法は、希釈エチレン供給材料ストリームよりはむしろ希釈プロピレン供給材料ストリームを用いることにより、エチルベンゼンよりもむしろクメンの製造にも適用され得る。アルキル化及びアルキル交換工程で使用される触媒類は、シリカ担体上のリンタングステン酸等の担持ヘテロポリ酸触媒類、あるいは酸型のY型ゼオライト触媒類である。
請求項(抜粋):
ベンゼンを含む第一ストリーム及びエチレンを含む第二ストリームから、エチルベンゼンを製造する方法であって、 a) エチレンによるベンゼンのアルキル化反応において、担持ヘテロポリ酸触媒を用いて、第一ストリームを第二ストリームと反応させ、モノ-及びポリ-エチルベンゼン類を含むアルキル化物ストリームであって、アルキル化物ストリーム中におけるエチル基に対するベンゼン環(未反応ベンゼンを含む)のモル比が1.5に等しい又は1.5未満であるものからなる第三ストリームを得る; b) アルキル化物ストリームからなるこの第三ストリームを、少なくとも1回の蒸留/精留に供し、ポリエチルベンゼン類を含む留出物である第四ストリームを得る; c) 担持ヘテロポリ酸触媒を用いて、その留出物からなるこの第四ストリームを、ベンゼンからなる第五ストリームとアルキル交換し、モノエチルベンゼンに富むアルキル交換反応物からなる第六ストリームを得る;及び d) アルキル交換反応物からなるこの第六ストリームを、少なくとも1回の蒸留-精留に供し、エチルベンゼンからなる第七ストリームを得る ことからなる方法。
IPC (8件):
C07C 15/073 ,  B01J 27/188 ,  B01J 29/08 ,  C07C 2/70 ,  C07C 6/12 ,  C07C 7/04 ,  C07C 15/085 ,  C07B 61/00 300
FI (8件):
C07C 15/073 ,  B01J 27/188 Z ,  B01J 29/08 Z ,  C07C 2/70 ,  C07C 6/12 ,  C07C 7/04 ,  C07C 15/085 ,  C07B 61/00 300
引用特許:
審査官引用 (5件)
  • 特開平4-226926
  • アルキルベンゼンの製造方法
    公報種別:公開公報   出願番号:特願平3-203944   出願人:株式会社日本触媒
  • 特開昭62-255440
全件表示

前のページに戻る