特許
J-GLOBAL ID:200903067691106066

油圧ショベル用ポンプの出力制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 鈴江 武彦
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-234644
公開番号(公開出願番号):特開平6-081772
出願日: 1992年09月02日
公開日(公表日): 1994年03月22日
要約:
【要約】【目的】本発明は圧力変動があっても圧力に影響されることなく流量を制御できるポンプの流量制御装置を提供することを目的とする。【構成】油圧ショベルが実際に出している油圧出力PW-Hと数学モデルM(S)から予想されるあるべき油圧出力PW-Iとの差(DPW)に適当な計数Kを乗じたものを流量補正値q1 とするとともに、実際の油圧出力PW-Hと、目標の油圧出力PW-Eとの差(△W)にコンペンセータC(S)の特性を乗じたものを流量補正値q2 とし、ポンプの要求流量(1回転当たり)quoからq1 およびq2 を減じた値を最終的な流量指令値qu として、ポンプの斜板角アクチュエータに入力する。
請求項(抜粋):
コントローラ(2)と、エンジン回転数センサ(4)と、ポンプの斜板角アクチュエータ(6)と、ポンプの吐出圧センサ(7)から成るポンプの出力制御装置において、前記コントローラ(2)は演算手段(21〜26)とパワーマップ(13)とコンペンセータ(14)と数学モデル(12)を具備し、(a)ポンプの回転数(ARPM)と吐出圧(Pu )と流量指令値(qu )から油圧ショベルが実際に出している油圧出力PW-Hを算出して演算手段(24)と(25)に出力する演算手段(23)と、(b)パワーマップ(13)に基づいてガバナレバーセット位置(GSET )およびパワーモード(P-MODE)から目標の油圧出力PW-Eを算出して演算手段(25)に出力する手段と、(c)演算手段(23)から入力した実際の油圧出力(PW-H)から目標の油圧出力(PW-E)を減じた出力差(△W)を算出して、コンペンセータ(14)に出力する演算手段(25)と、(d)前記出力差(△W)にコンペンセータの特性を乗じて流量補正値q2 を算出し、演算手段(21)に出力するコンペンセータ(14)と、(e)ポンプに対する1回転当たりの要求流量(quo)からコンペンセータ(14)の出力q2 を減じた流量を算出して演算手段(22)に出力する演算手段(21)と、(f)演算手段(21)の出力に数学モデル(12)の特性を乗じて、あるべき油圧出力(PW-I)を算出して演算手段(24)に出力する数学モデル(12)と、(g)演算手段(23)から入力した実際の油圧出力(PW-H)より数学モデル(12)から入力したあるべき油圧出力(PW-I)を減じた出力差(DPW)を算出する演算手段(24)と、(h)演算手段(24)から入力した出力差(DPW)に乗数Kを乗じて流量補正値q1 を算出して、演算手段(22)に出力する演算手段(26)と、(i)演算手段(21)から入力した流量指令より演算手段(26)から入力した流量補正値q1 を減じることにより、流量指令qu を算出して、ポンプの斜板角アクチュエータ(6)に出力する演算手段(22)から成ることを特徴とする油圧ショベル用ポンプの出力制御装置。

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