特許
J-GLOBAL ID:200903067691353470

高周波加熱装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-201920
公開番号(公開出願番号):特開平9-049635
出願日: 1995年08月08日
公開日(公表日): 1997年02月18日
要約:
【要約】【目的】 少なくとも2個のマグネトロンを取り付けた高周波加熱装置において、個々のマグネトロンと加熱室のインピーダンス整合を確実に実現する。【構成】 高周波電源装置4を作動させて各マグネトロン3a、3bの発振を開始させたときに、制御装置15は2個の方向性結合器6a、6bの出力信号から求まる各電圧定在波比を比較し、より大きい値の得られた方向性結合器例えば6aの取り付けられている方の整合素子支持軸10aを回転駆動して導波管5a内に伝送される高周波電力の反射が最も少なくしかも入射が最も大きい最適停止位置をまず決定し、その後同様の操作によって残された方の整合素子支持軸10bの最適停止位置を決定し、2個のマグネトロン3a、3bと加熱室1とのインピーダンス整合を実現し、高効率、高能率な加熱を可能にするとともに、マグネトロン3a、3bの長寿命化を達成した。
請求項(抜粋):
食品(16)を収納する加熱室(1)と、この加熱室の外部にてマイクロ波を発振する少なくとも2個のマグネトロン(3a、3b)と、各一側にてこれらマグネトロンの各一つと接続するとともに各他側にて前記加熱室の少なくとも2か所と接続して前記各マグネトロンと前記加熱室とをそれぞれ接続する矩形導波管(5a、5b)と、前記各マグネトロンを駆動する高周波電源装置(4)と、前記各矩形導波管の一壁であって前記各マグネトロンとの接続部と前記加熱室との接続部の間にそれぞれ取り付けられて前記各矩形導波管内に伝送されるマイクロ波電力の入射および反射の各方向成分を検出するとともにそれらの検出信号を出力する方向性結合器(6a、6b)と、前記各矩形導波管の一壁の内側の前記各方向性結合器の取り付けられた位置より前記加熱室側でありかつ電波進行方向の中心線から偏倚した位置にそれぞれ回転自在に貫通して取り付けられた低誘電体損失材料からなる整合素子支持軸(100a、10b)と、前記各矩形導波管内にて前記各整合素子支持軸にそれぞれ取り付けられて回転駆動される導電材料製の整合素子(11a、11b)と、前記各矩形導波管外にて前記各整合素子支持軸をそれぞれ所定の行程について回転駆動するとともに各駆動行程中の予め定められた複数の回転駆動位置に関する情報をそれぞれ出力する回転駆動装置(14a、14b)と、そして前記高周波電源装置を作動させて前記各マグネトロンの発振を開始させたときに前記各回転駆動装置を作動させて前記各整合素子支持軸を回転駆動するとともに各駆動行程中の予め定められた複数の回転駆動位置毎の前記各方向性結合器の検出信号を取り込んで記憶するほかそれら各方向性結合器毎に記憶された検出信号群の中から前記各回転駆動装置の最適停止位置を決定するために前記各検出信号群の中の特定の検出信号を見出してその検出信号の検出された各回転駆動位置へ前記各整合素子支持軸を回転駆動するよう前記各回転駆動装置を制御する制御装置(15)とで構成された高周波加熱装置。
IPC (2件):
F24C 7/02 511 ,  H05B 6/70
FI (2件):
F24C 7/02 511 D ,  H05B 6/70 C

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