特許
J-GLOBAL ID:200903067722379554

車両用動力伝達装置の制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-177189
公開番号(公開出願番号):特開平6-066369
出願日: 1984年12月18日
公開日(公表日): 1994年03月08日
要約:
【要約】【目的】走行中のDレンジからMレンジへの操作時にアップシフトを防止して、運転者の意志に従った変速を行う車両用動力伝達装置の制御装置を提供することを目的とする。【構成】走行中、Dレンジから任意のトルク比を設定するためにMレンジに選択された時には、アップシフト阻止手段により、設定入力回転数演算手段で演算された設定回転数と入力部材回転数検出センサからの入力部材回転数との回転数差がゼロより小さい時でもアップシフト信号を出力せずに、現状トルク比に維持する信号を出力して、アップシフトを阻止する。
請求項(抜粋):
トルク比を連続的に変化可能な無段変速装置を備えている車両用動力伝達装置の制御装置において、運転者の操作により第1の位置と第2の位置とを切換える切換装置6と、該切換装置6の第1の位置が選択された時に、車両走行条件に応じて無段変速装置のトルク比を自動的に最大トルク比から最小トルク比にわたって制御するトルク比自動設定制御装置5と、前記切換装置6の第2の位置が選択された時に、最小トルク比から最大トルク比にわたって連続的に設定された複数のトルク比の中から運転者の操作により任意のトルク比を選択し出力する設定トルク比選択装置3と、前記無段変速装置の入力部材の回転数を検出する入力部材回転数検出センサ7と、前記無段変速装置の出力部材の回転数を検出する出力部材回転数検出センサ8と、前記切換装置6の切換位置を検出する切換位置検出センサ9と、前記設定トルク比選択装置3の設定位置に応じて前記無段変速装置のトルク比を制御するトルク比制御装置4と、該トルク比制御装置4の出力信号に応じて前記無段変速装置の入力及び出力部材間のトルク比を変化させるアクチュエ-タ10とを備え、前記トルク比制御装置4は、前記入力部材回転数検出センサ7及び前記出力部材回転数検出センサ8からの出力信号を入力して前記無段変速装置の現状トルク比を検出する現状トルク比検出手段41と、該現状トルク比検出手段41からの現状トルク比と前記設定トルク比選択装置3の操作量に応じたトルク比を検出する設定トルク比検出装置32からの設定トルク比信号とを入力し、現状トルク比の設定トルク比に対する割合が1より小さい所定値より小さい時には前記無段変速装置のトルク比を増大させるダウンシフト信号を出力し、該割合が1以上の時には前記無段変速装置のトルク比を減少させるアップシフト信号を出力し、該割合が所定値以上で且つ1より小さい時には前記無段変速装置のトルク比を現状トルク比に維持する信号を出力するシフト信号発生手段42と、前記切換位置検出センサ9からの出力信号を入力し、前記切換装置6が第1の位置から任意のトルク比を設定するために第2の位置に選択された時に、前記現状トルク比検出手段41からの現状トルク比と前記設定トルク比選択装置3からの設定トルク比信号とを入力し、現状トルク比の設定トルク比に対する割合が1以上の時でもアップシフト信号を出力せずに、現状トルク比に維持する信号を出力するアップシフト阻止手段43と、前記切換位置検出センサ9及び前記シフト信号発生手段42からの出力信号を入力し、前記切換装置6が第1の位置から任意のトルク比を設定するために第2の位置に選択された時に、一旦ダウンシフト信号を出力されると前記現状トルク比検出手段41からの現状トルク比と前記設定トルク比選択装置3からの設定トルク比信号とを入力し、現状トルク比の設定トルク比に対する割合が1以上の時にはアップシフト信号を出力するように前記アップシフト阻止手段43の作動を解除するアップシフト阻止解除手段44とを有していることを特徴とする車両用動力伝達装置の制御装置。
IPC (5件):
F16H 61/18 ,  F16H 9/00 ,  F16H 59:10 ,  F16H 59:40 ,  F16H 59:42

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