特許
J-GLOBAL ID:200903067729028404

蒸発燃料供給系の故障診断装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 村田 実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-103643
公開番号(公開出願番号):特開平9-264205
出願日: 1996年03月29日
公開日(公表日): 1997年10月07日
要約:
【要約】【課題】燃料タンク内での高負圧発生が、正常なものか異常なものかを区別する。【解決手段】燃料タンク7と吸気通路2のサ-ジタンク5とを接続するパ-ジ通路21に、燃料タンク7側から順次、制御弁24、キャニスタ22、パ-ジバルブ25が接続され、キャニスタ22の大気開放通路26には大気解放弁28が接続されている。弁24を開き、28を閉じた状態で、パ-ジバルブ25を開いて、吸気負圧によって、燃料タンク7内を所定負圧まで吸引する。この後、パ-ジバルブ25を閉じて、所定時間パ-ジ経路を大気と遮断された密閉状態に保持する。所定時間経過後に圧力上昇されているタンク内圧TP2(TP1からの圧力上昇分)が、判定しきい値SP2以内であれば、リ-クなしとされる。燃料タンク7内に低温燃料と高温燃料とが層状に存在して、これが撹拌されるような特定運転状態においては、発生された高負圧は異常でないとされる。
請求項(抜粋):
燃料タンクとエンジンの吸気通路とを接続する蒸発燃料のパ-ジ経路を備え、該燃料タンク内の圧力を検出する圧力センサの検出圧力が所定負圧となるまで圧力低下させて該パ-ジ経路のリ-ク判定を行うようにした蒸発燃料供給系の故障診断装置において、正常状態であっても、前記燃料タンク内の圧力が前記所定負圧よりもさらに高負圧とされた異常高負圧になることが予測される特定運転状態を検出する特定運転状態検出手段と、前記特定運転状態検出手段によって前記特定運転状態が検出されたとき、前記リ-ク判定を禁止する禁止手段と、を備えていることを特徴とする蒸発燃料供給系の故障診断装置。

前のページに戻る