特許
J-GLOBAL ID:200903067734685308

車両用能動型振動制御装置及び車両用能動型騒音制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 森 哲也 (外2名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-129763
公開番号(公開出願番号):特開平6-342309
出願日: 1993年05月31日
公開日(公表日): 1994年12月13日
要約:
【要約】【目的】コストの大幅な増大等の不具合を招くことなく、低周波振動,高周波騒音入力時における演算負荷の増大と、高周波振動,高周波騒音入力時における制御精度の悪化とを防止することができるようにする。【構成】コントローラ20において、エンジン30から発せられる周期的な振動と同じ周期のインパルス列でなる基準信号x及びメンバ35の振動状況を表す残留振動信号eに基づき且つ適応アルゴリズムを用いて駆動信号yを生成し、これをエンジン30及びメンバ35間に介在するエンジンマウント1の電磁アクチュエータ13に供給する。そして、振動の周波数に応じて、駆動信号yの生成周期であるサンプリング・クロックを高周波側の方が低周波側よりも短くなるように切り換えるとともに、そのサンプリング・クロックの切り換えに応じて適応アルゴリズムに必要な伝達関数フィルタを変更する。
請求項(抜粋):
振動源から発せられて車体を伝搬する周期的な振動と干渉する制御振動を発生可能な制御振動源と、前記周期的な振動と同じ周期のインパルス列でなる基準信号を生成する基準信号生成手段と、前記干渉後の振動を検出し残留振動信号として出力する残留振動検出手段と、前記制御振動源及び前記残留振動検出手段間の伝達関数をモデル化した伝達関数フィルタと、前記基準信号と前記伝達関数フィルタのフィルタ係数とを畳み込んで基準処理信号を生成する基準処理信号生成手段と、フィルタ係数可変の適応ディジタルフィルタと、前記基準信号の最新のインパルスが生成された時点から所定サンプリング・クロックの間隔で前記適応ディジタルフィルタのフィルタ係数を順番に駆動信号として前記制御振動源に出力する駆動信号生成手段と、前記基準信号及び前記残留振動信号に基づいて前記干渉後の振動が低減するように前記適応ディジタルフィルタのフィルタ係数を更新する適応処理手段と、前記振動の周波数を検出する周波数検出手段と、この周波数検出手段が検出した振動の周波数に基づいて高周波側が低周波側よりも短くなるように前記所定サンプリング・クロックを切り換えるサンプリング・クロック切換手段と、このサンプリング・クロック切換手段の切り換えに応じて前記伝達関数フィルタを変更する伝達関数フィルタ変更手段と、を備えたことを特徴とする車両用能動型振動制御装置。
IPC (2件):
G05D 19/02 ,  G10K 11/16

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