特許
J-GLOBAL ID:200903067734907106

蒸発濃縮方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 景山 憲二
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-017454
公開番号(公開出願番号):特開平10-192838
出願日: 1997年01月13日
公開日(公表日): 1998年07月28日
要約:
【要約】【課題】 水平管式蒸発濃縮装置により、スケールの析出がなく長期間安定した連続運転をして、湿式排煙脱硫廃液を高濃度まで濃縮し、効率良く硫酸カルシウムを高回収率で回収する。【解決手段】 蒸発濃縮装置は、原液供給管路1、蒸発器2、循環ポンプ3、蒸気圧縮式ブロワー5、種晶注入管路8、スラリータンク9、循環液抽出ポンプ12、これを低濃度スラリーと高濃度スラリーとに分離するサイクロン式分離器13、pH調整剤供給管路24等を有する。【効果】 循環液中に種晶を初期注入すると共に、低濃度スラリー又は高濃度スラリーを循環液系に戻し、循環液中の種晶のスラリー濃度を5〜25wt%に維持し、pHを3.5〜6.5に維持し、伝熱管へのスケール付着を防止する。
請求項(抜粋):
硫酸カルシウムを含む湿式排煙脱硫廃液中の水分を蒸発させて前記廃液を濃縮する蒸発濃縮方法において、前記廃液を導入する導入操作と、前記廃液を循環液として略水平に配置された蒸発器伝熱管の外表面に循環供給する循環供給操作と、前記伝熱管内に加熱用流体を流す加熱操作と、前記循環液に硫酸カルシウムの結晶を少なくとも主成分として含有する種晶を添加する種晶添加操作と、前記循環液中の前記種晶の濃度が5〜25wt%になるように前記循環液の一部分を抽出して前記種晶の濃度の高い高濃度スラリーと濃度の低い低濃度スラリーとに分離してこれらを選択的に前記循環液に加える種晶濃度維持操作と、前記循環液のpHを3.5〜6.5に維持するpH調整剤添加操作と、を有することを特徴とする蒸発濃縮方法。
IPC (2件):
C02F 1/04 ,  B01D 1/22
FI (2件):
C02F 1/04 C ,  B01D 1/22 A

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