特許
J-GLOBAL ID:200903067752807267

鋳物砂を再生するための方法及び装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 中平 治
公報種別:公表公報
出願番号(国際出願番号):特願平5-505534
公開番号(公開出願番号):特表平8-504131
出願日: 1993年02月17日
公開日(公表日): 1996年05月07日
要約:
【要約】本発明は鋳物砂、特に活性ベントナイトを含有した古砂のための再生方法であつて、予備熱処理なしに間に合い、古砂中に含まれた大部分の有価物質の回収を可能とするものに関する。このために、粉砕機内で砂が空気で部分的に流動化され、該空気によつて有価物質と粉塵が連続的に排出されて、別々に捕集される。予備熱処理が省かれることによつて粉砕能力及び除塵能力に対する要求が本質的に厳しくなるが、砂を垂直循環路内で連続的に循環させる分離された粉砕範囲と除塵範囲とからなる複合システムによつて、この要求に対処される。
請求項(抜粋):
1 水平に回転する少なくとも1つの粉砕工具と圧縮空気供給装置とを備えた縦形乾式粉砕機のなかで鋳物砂を再生するための方法において、粉砕工具の羽根の回転円の外側でのみ、粉砕機内の砂充填物の外側範囲で底及び/又は側壁を通して空気が吹込まれ又は吸入され、粉砕機が回転する羽根と協動して、周辺範囲で上昇する流動砂層を発生し、粉塵を含む空気が充填高さの上から排出され、この場合中央流のなかでもはや流動化していない一層密な砂が下方に、底のすぐ上で回転する粉砕工具へと送られることを特徴とする方法。2 壁近く及び底近くで水平に相互に間隔を置いて設けられた個所で、空気が砂充填物に吹込まれ又は吸入されることを特徴とする、請求項1に記載の方法。3 周辺部で上方を向いた砂流と、中心部で下方を向いた砂流が、粉砕工具の上に設けられて上下の開口した仕切壁によつて、相互に分離して通されることを特徴とする、請求項1又は2に記載の方法。4 粉砕工具の回転数が、及び/又は空気の圧力、量、吹込個所及び吹込方向が、再生処理の過程で変更されて、砂粒の清浄進展及び粉塵排出量に適合されることを特徴とする、請求項1,2又は3に記載の方法。5 清浄進展が駆動モータの電力消費量又は動力消費量に基づいて監視され、その変化が、バツチ過程中に別の運転パラメータを制御するための信号として利用されることを特徴とする、請求項4に記載の方法。6 さまざまな壁高さに設けられた個所を通して空気が吹込まれ又は吸入されることを特徴とする、請求項1ないし5の1つに記載の方法。7 粉塵を含む排気が、粉砕機内の漏斗状捕砂器を通して排出管へと送られることを特徴とする、請求項1ないし6の1つ又は複数に記載の方法。8 粉塵を含む排気の排出が、排出管を通して吸引することにより、及び/又は捕砂器の下で横向き空気を吹込むことによつて、促進及び/又は制御されることを特徴とする、請求項1ないし7の1つ又は複数に記載の方法。9 特に再生処理の初期時間中に排気中に強く蓄積された未燃焼有価物質が、再利用のために、分離捕集されることを特徴とする、請求項1ないし8の1つ又は複数に記載の方法。10 予備清浄段階のとき粉砕ロータが駆動されないか又はゆつくりと駆動されるだけであることを特徴とする、請求項9に記載の方法。11 閉鎖可能な砂給排口と圧縮空気及び/又は吸引空気供給部と排気排出管と水平に回転する少なくとも1つの粉砕工具とを備えた縦形乾式粉砕機からなる、鋳物砂を再生するための装置において、流動化空気導入部(7,8)が底板(9)のすぐ上を回転する粉砕ロータ(14)の羽根の回転円の外側に設けられていることを特徴とする装置。12 粉砕ロータ(14)が少なくとも2つの円弧状羽根を有し、該羽根が可変速度モータ(12)によつて,駆動されることを特徴とする、請求項11に記載の装置。13 導入部(7)が底板(9)と容器壁(1)とによつて形成される隅範囲に設けられていることを特徴とする、請求項11又は12に記載の装置。14 導入部(7)が少なくとも2群の切片状個別室(26,27)からなることを特徴とする、請求項13に記載の装置。15 容器壁(1)が単数又は複数の空気室(3,3a,4)によつて取囲まれており、該空気室が互いに独自に制御可能な送り管(5,5a,6)を有することを特徴とする、請求項11ないし14の1つ又は複数に記載の装置。16 導入部が自己清浄式環状間隙(7,31)、相互に間隔を置いて設けられた環状間隙切片又は空気溝孔(8)として構成されていることを特徴とする、請求項11ないし15の1つ又は復数に記載の装置。17 導入部が多孔質焼結金属からなる砂密な挿入材又は砂濾過器を有することを特徴とする、請求項16に記載の装置。18 粉砕機の充填空間内で粉砕ロータ(14)より上、かつ充填高さ(17)より下に設けられた少なくとも1つの管状仕切壁(34)を特徴とする、請求項11ないし17の1つ又は複数に記載の装置。19 注入嵌め管(16)と充填高さ(17)との間に設けられた漏斗状捕砂器(20)を特徴とする、請求項11ないし18の1つ又は複数に記載の装置。20 捕砂器(20)の下面と充填高さ(17)との間の容器壁(1)に横向き空気用吹込ノズルが設けられていることを特徴とする、請求項19に記載の装置。21 予備粉砕によつて新砂を球形にすることへの、請求項10ないし19の1つ又は複数に記載された装置の使用。
IPC (2件):
B22C 5/00 ,  B22C 5/04

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