特許
J-GLOBAL ID:200903067904505830
三層構造不織布及びその製造方法
発明者:
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出願人/特許権者:
代理人 (1件):
奥村 茂樹
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平4-292085
公開番号(公開出願番号):特開平6-128859
出願日: 1992年10月05日
公開日(公表日): 1994年05月10日
要約:
【要約】【目的】 嵩高性及び保温性に優れ,毛羽立ちが少なく耐摩耗性の良好な三層構造不織布を得る。【構成】 この三層構造不織布は、複合型長繊維で構成されてなるものであり、表面層,中間層,裏面層の順に配設されている。複合型長繊維は、融点の低い熱可塑性重合体成分Aと、融点の高い熱可塑性重合体成分Bとが複合されてなる。また、成分Aと成分Bとは、非相溶性であり、少なくとも成分Aが複合型長繊維の表面に露出している。表面層と裏面層においては、複合型長繊維相互間は成分Aの融着によって結合されている。中間層においては、複合型長繊維が分割割繊されて、成分Aのみよりなる繊維A、及び成分Bのみよりなる繊維Bを含有している。また、中間層においては、繊維Aと繊維Bは実質的に交絡されておらず、且つ繊維Aは実質的に融着されていない。従って、一の複合型長繊維には、分割割繊された部位と融着された部位とが存在する。
請求項(抜粋):
表面層,中間層,裏面層の順に配設された三層構造不織布であって、前記表面層及び前記裏面層は、熱可塑性重合体成分Aと、該成分Aに対し非相溶性であり、且つ該成分Aの融点よりも30〜180°C高い融点を持つ熱可塑性重合体成分Bとが複合されると共に、少なくとも該成分Aがその表面に露出している複合型長繊維で構成され、更に該複合型長繊維相互間は該成分Aの融着によって結合されており、前記中間層は、該複合型長繊維が割繊されて生成する、該成分Aのみよりなる繊維A及び該成分Bのみよりなる繊維Bを含有しており、且つ該繊維A及び該繊維Bは実質的に交絡されていないと共に、該繊維Aは実質的に融着されておらず、その結果、前記複合型長繊維は、その長手方向において、前記表面層及び/又は前記裏面層に存在して相互に結合されている部位と、前記中間層に存在して割繊されている部位とを具備することを特徴とする三層構造不織布。
IPC (3件):
D04H 3/14
, D04H 3/00
, D04H 3/02
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