特許
J-GLOBAL ID:200903067916501873
空気を分離して窒素生成物を得る方法および装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
湯浅 恭三 (外6名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平7-274279
公開番号(公開出願番号):特開平8-210771
出願日: 1995年10月23日
公開日(公表日): 1996年08月20日
要約:
【要約】【課題】 窒素を製造するための空気分離法および空気分離装置を提供する。【解決手段】 本発明の方法と装置においては、蒸留塔の塔底液として生成する酸素富化気体を一部気化させ、次いで相分離を行う。気相を膨張させて冷却ポテンシャルを供給し、一方液相は、圧力減少の後、ヘッド凝縮器に導入して蒸留塔への還流物を凝縮させる。これとは別に、酸素富化液体の一部を充分に気化させ、そして膨張させて冷却ポテンシャルを供給することもできる。このような場合、酸素富化液体の他の部分を使用して、蒸留塔への還流物を凝縮させることができる。分離しようとする空気の一部を、酸素富化液体の気化と引き換えに液化させ、そして蒸留塔のより低い部分に導入して、酸素富化液体流れの全てが塔への還流物を凝縮させるのに使用されていれば得られたであろう生成レベルと純度レベルを保持する。
請求項(抜粋):
酸素高含量の塔底液と窒素高含量の塔オーバーヘッド蒸気を生成させるための蒸留塔、および窒素高含量塔オーバーヘッド蒸気の少なくとも一部を凝縮させて前記蒸留塔に還流させるためのヘッド凝縮器を使用する低温精留プロセスによって空気を分離することを含み、このとき前記低温精留プロセスが、(a) 前記酸素高含量塔底液から構成される酸素富化液体流れを一部気化させる工程;(b) 前記酸素富化液体流れを液相と気相に分ける工程;(c) 前記液相から構成される液相流れを膨張させて、前記液相流れと前記窒素高含量塔オーバーヘッド蒸気との間に温度差を生じさせ、前記液相流れを前記ヘッド凝縮器に冷却剤流れとして導入して、熱が前記窒素高含量蒸気の少なくとも一部から前記冷却剤流れに伝達されるようにし、これによって前記窒素高含量塔オーバーヘッド蒸気の前記少なくとも一部の前記凝縮を起こさせる工程;(d) 前記気相から構成される気相流れを仕事の遂行を伴って膨張させて、前記低温精留プロセスを少なくとも一部冷却するのに使用される冷媒流れを生成させる工程;および(e) 前記蒸留塔中の、前記還流液として使用されない前記窒素高含量塔オーバーヘッド蒸気の残部から生成物流れを抜き取って、窒素生成物を形成させる工程;を含む、空気を分離して窒素生成物を得る方法。
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