特許
J-GLOBAL ID:200903067940489620

トラクタ・トレーラの坂道発進制御装置

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 青木 健二 (外7名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-284129
公開番号(公開出願番号):特開平10-129434
出願日: 1996年10月25日
公開日(公表日): 1998年05月19日
要約:
【要約】【目的】トレーラに高価なカップリングフォースセンサや制御装置を設けることなく、坂道発進を簡単にかつスムーズに行う。【構成】エンジン回転数と車輪速とに基づいてエンジン駆動力が駆動軸に伝達されていなく、かつ車体速度が減少したとき、連結車両は上り坂での登坂走行であると判断される。そして、車体速度の減少により路面勾配αが算出されるとともに、この路面勾配αが所定値以上であるときで、かつエンジン駆動中で車両が停止したときは、トラクタおよびトレーラにそれぞれ自動的にブレーキがかけられる。算出されたトレーラの質量Maに基づいて連結車両を下降させようとする下降力が算出されるとともに、エンジンの駆動力Fmが算出される。エンジン駆動力Fmが下降力より大きくなると、トラクタおよびトレーラの各ブレーキがともに自動的に解除されて、上り坂において連結車両は簡単にかつスムーズに発進する。
請求項(抜粋):
カプラを介して互いに連結されるトラクタとトレーラのそれぞれの各ブレーキ制御装置であって、前記トラクタに設けられたブレーキバルブから出力されるエア圧により前記トレーラのブレーキが作動制御されるようになっているブレーキ制御装置を用いて、トラクタ・トレーラの坂道発進を制御するトラクタ・トレーラの坂道発進制御装置において、トラクタに搭載されているエンジンのエンジン駆動力がトラクタの駆動軸に伝達されているか否かを判断するエンジン駆動力伝達状態判断手段と、前記車輪速度から算出された車体速度の変化を判断する車体速度変化判断手段と、前記車体速度の変化に基づいて路面勾配を算出する路面勾配演算手段と、前記路面勾配が予め設定された所定値以上でかつエンジン駆動中での車両停止時に、前記トラクタおよび前記トレーラトレーラの各ブレーキを作動するブレーキ作動信号を出力するトラクタ・トレーラブレーキ作動判断手段と、トレーラの質量を算出するトレーラ質量演算手段と、前記路面勾配および前記トレーラ質量に基づいてトラクタおよびトレーラを下降させようとする連結車両の下降力を算出する連結車両下降力演算手段と、前記エンジンの駆動力が前記連結車両の下降力より大きいとき、前記トラクタおよび前記トレーラトレーラの各ブレーキの作動を解除するブレーキ作動解除信号を出力するトラクタ・トレーラブレーキ作動解除判断手段とを備えていることを特徴とするトラクタ・トレーラの坂道発進制御装置。
IPC (3件):
B60T 7/12 ,  B60T 7/20 ,  B60T 8/24
FI (3件):
B60T 7/12 A ,  B60T 7/20 ,  B60T 8/24

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