特許
J-GLOBAL ID:200903067944854870

コネクタ組立体

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 大川 宏
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平9-036234
公開番号(公開出願番号):特開平10-231980
出願日: 1997年02月20日
公開日(公表日): 1998年09月02日
要約:
【要約】【課題】雄部材と雌部材との結合操作性及び結合力の双方を高く維持し、しかも両者の結合が適切に完了したことを正確に、かつ信頼性高く確認する。【解決手段】カム部材5は、雄部材が雌部材2に結合される前の状態で、係止部材4の包着体部40の自由端部4a,4a間で挟持されて包着体部40を予め所定量拡径した状態で保持可能な一対の肩部51b,51bと、ハウジング21の係止孔(挿通孔)25内に挿通される棒状突起部52とを備えている。雄部材が雌部材2との結合位置まで挿入されると、雄部材のリング状突部が棒状突起部52の先端当接部52bに当接し、カム部材5が半径方向外方に押し出される。包着体部40の自由端部4a,4a間からカム部材5が外れるので、該包着体部40が弾性復帰により縮径し、雄部材のリング状突部と係止部41,41の係止端部41b,41bとを係止させることができる。
請求項(抜粋):
互いに嵌合し合う筒状の雌部材及び筒状の雄部材と該雄部材を軸方向に相対的に連結するように作動する該雌部材に保持された係止部材とを備えたコネクタと、該雌部材及び該雄部材を軸方向に相対的に連結した際に半径方向に取り外し可能に実質的に該雌部材に組み付けられるカム部材とからなるコネクタ組立体であって、上記雄部材は、先端から所定の距離隔てた位置に遠心方向に突出するリング状突部が設けられた挿入端部を具備し、上記雌部材は上記挿入端部が挿入される軸方向に延びる軸穴を有するハウジングを軸方向一端に具備し、該ハウジングは、該軸穴を形成する周壁に、周方向に互いに間隔を隔てた設けられた半径方向に貫通する複数の窓部と、該雌部材及び該雄部材を軸方向に相対的に連結した際に該雄部材の上記リング状突部と軸方向に一致する位置に設けられた半径方向に貫通する挿通孔とを備え、上記係止部材は、上記ハウジングの外周を外装するC字形状のバネ弾性を有する包着体部と、該包着体部の内周面から半径方向内方に突出して上記各窓部に挿通するように一体に設けられた複数の係止部とを具備し、該係止部は、上記挿入端部を上記軸穴に挿入する際に上記包着体部を拡径するために上記リング状突部と摺接する軸方向他端に向けて半径方向内方に傾斜するテーパ状案内面と、該リング状突部が該テーパ状案内面を超えてスナップ入りした際に該リング状突部と係止する係止端部とを備え、上記雌部材に組み付けられる上記カム部材は、上記係止部材の包着体部を拡径せしめて該包着体部の一対の自由端部間で挟持される一対の肩部を備えた周方向に延びる基部と、該基部から一体に突出して上記挿通孔に挿通するように設けられた棒状突起部とを具備し、前記雌部材及び前記雄部材を軸方向に連結する際、前記リング状突部が前記棒状突起部の先端部に当接して、前記カム部材を半径方向外方に押し出すようになしたことを特徴とするコネクタ組立体。

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