特許
J-GLOBAL ID:200903067995975354

帯状シート供給装置

発明者:
出願人/特許権者:
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-069317
公開番号(公開出願番号):特開平9-235056
出願日: 1996年02月28日
公開日(公表日): 1997年09月09日
要約:
【要約】【課題】 貯溜機構からの帯状シートの放出完了時に昇降ローラの昇降速度が急変しないようにして、帯状シートを安定した張力で下流へ供給する。【解決手段】 帯状シートSの送り出し速度uと引き取り速度vとの差に基づき、昇降ローラ10の昇降速度wの目標値を刻々算出して昇降駆動機構11へ出力する昇降速度指令手段C5と、昇降ローラ10の基準位置からの変位hを刻々検出する昇降ローラ位置検出手段C2と、現在の送り出し速度u及び引き取り速度v並びに設定された加速度の大きさaに基づき、現時点で引き取りの減速を開始したときの、減速開始から昇降ローラの昇降速度wが零になるまでの昇降ローラの昇降量Δhを刻々演算する昇降量模擬演算手段C6と、演算した昇降量Δhと検出した昇降ローラの変位hとを比較して所定条件を満たしたとき減速信号を引き取り速度指令手段C4へ出す減速指令手段C7とを備える。
請求項(抜粋):
帯状シートを連続的に送り出すシート連続供給源と、前記帯状シートを引き取る引き取り機構と、前記シート連続供給源と引き取り機構との間に配設した、複数本の定置ローラ、複数本の昇降ローラ及び該昇降ローラの昇降駆動機構からなる帯状シートの貯溜機構とを備えた帯状シート供給装置において、前記引き取り機構による、前記貯溜機構からの帯状シート放出時の引き取り速度の大きさ、及び加速時並びに減速時の加速度の大きさを設定する速度設定手段と、前記設定された引き取り速度の大きさ及び加速度の大きさに基づき、引き取り速度の目標値を刻々演算して前記引き取り機構へ出力する引き取り速度指令手段と、前記シート連続供給源からの帯状シートの送り出し速度を刻々検知する送り出し速度検知手段と、前記送り出し速度と前記引き取り速度の目標値又は引き取り速度の検出値との差に基づき、前記昇降ローラの昇降速度の目標値を刻々算出して前記昇降駆動機構へ出力する昇降速度指令手段と、前記昇降ローラの基準位置からの変位を刻々検出する昇降ローラ位置検出手段と、前記送り出し速度、及び前記引き取り速度の目標値又は検出値、並びに前記設定された加速度の大きさに基づき、現時点で引き取りの減速を開始したときの、減速開始から前記昇降ローラの昇降速度が零になるまでの前記昇降ローラの昇降量を刻々演算する昇降量模擬演算手段と、前記演算した昇降量と前記検出した昇降ローラの変位とを比較して所定条件を満たしたとき減速信号を前記引き取り速度指令手段へ出す減速指令手段とを備えることを特徴とする帯状シート供給装置。

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