特許
J-GLOBAL ID:200903068014899226
原子炉の炉心デブリ冷却装置
発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
佐藤 一雄 (外3名)
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平3-230559
公開番号(公開出願番号):特開平5-072372
出願日: 1991年09月10日
公開日(公表日): 1993年03月26日
要約:
【要約】【目的】 デブリが、原子炉圧力容器底部から落下した際に、デブリの冷却に必要な冷却水を、下部ドライウェルの底部に確実に導く。【構成】 サプレッションプール25と下部ドライウェル24とを仕切る隔壁に、プール水導入口28を設ける。このプール水導入口28を、導入口閉止装置30で閉止する。原子炉圧力容器22の下方に、デブリ受容体26を配置する。このデブリ受容体26を、下部ドライウェル24の底部24aに設けた弾性支持体27で支持する。デブリ受容体26と導入口閉止装置30とを、伝達機構33により機械的に連結する。デブリをデブリ受容体26で受けると、そのときの衝撃荷重やデブリの自重により、デブリ受容体26が下降する。この下降動作を、伝達機構33により機械的に導入口閉止装置30に伝え、導入口閉止装置を30を開く。サプレッションプール25内の冷却水は、開いた導入口閉止装置30を通って、水頭圧で底部24aに送られる。
請求項(抜粋):
原子炉格納容器内に収容した原子炉圧力容器外に設置され、冷却水を保有するプールと;プール内の冷却水を、原子炉格納容器の原子炉圧力容器下方位置まで水頭圧で導びくプール水導入部と;このプール水導入部を閉止する閉止手段と;原子炉圧力容器から落下するデブリを捕集するデブリ受容体と;このデブリ受容体を、原子炉格納容器の底部から上方に離して支持するとともに、デブリ落下時の衝撃荷重またはデブリの自重により、デブリ受容体を下降させる支持機構と;デブリ受容体の下降動作を、前記閉止手段に機械的に伝達し、プール水導入部を開放する伝達機構と;を具備することを特徴とする原子炉の炉心デブリ冷却装置。
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