特許
J-GLOBAL ID:200903068120724427
CDMA受信装置
発明者:
,
出願人/特許権者:
代理人 (1件):
前田 実
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願平8-183529
公開番号(公開出願番号):特開平10-028082
出願日: 1996年07月12日
公開日(公表日): 1998年01月27日
要約:
【要約】【課題】 伝送路の推定値の精度を上げることができ、演算量を低減できるCDMA受信装置を提供する。【解決手段】 CDMA受信装置10は、アンテナ部11、周波数変換部12、複数の干渉除去段21,31からなる干渉除去部13、符号判定部14を備え、干渉除去部13の各干渉除去段21は、拡散符号発生部41、相関検波部42、仮伝搬路推定部43、仮伝搬路乗算部44、仮判定部45、仮判定乗算器46、低周波ろ波器47、遅延器48、伝搬路乗算器49、判定部50、再拡散部51により構成し、相関検波部42の出力を前段で得られた伝送路推定値を用いて位相成分を除去して、仮判定を行い、低周波ろ過器47を用いて本段の伝搬路推定値を出力し、さらにこの伝搬路推定値を用いて再度相関検波出力に対して伝搬路の影響を除去した後に、データの判定を行って判定されたデータに基づいて再拡散する。
請求項(抜粋):
複数の送信局からの符号分割多元接続用の信号を受信する受信手段と、各送信局に割り当てられている各拡散符号に対応した各逆拡散符号を使用して、各送信局からの信号を上記受信信号から推定するものであって、しかも上記拡散符号間の干渉又は上記逆拡散符号間の干渉に起因した局間干渉量を推定し、この局間干渉量を上記受信信号から除去しながら各送信信号からの推定を行い、この各推定信号を出力する局推定手段とを備え、上記局推定手段は、直列又は並列に接続されたM個又は、1つの局に対してL個のパスを考慮した場合(M×L)個の第1の局干渉除去手段〜第M又は第(M×L)個の局干渉除去手段を一つの干渉除去段として構成し、しかもこの干渉除去段を少なくともK以上(Kは2以上の整数)備え、第1の干渉除去段の第1の推定信号〜第M又は第(M×L)の推定信号と、受信信号から推定信号を除去した除去誤差信号を第2の干渉除去段に与え、第Kの干渉除去段の第1の局干渉除去手段は、第K-1の干渉除去段からの除去誤差信号と第K-1の干渉除去段の第1の推定信号から再推定し、その推定信号を出力するとともに、除去誤差信号から推定信号を除去した除去誤差信号を出力するCDMA受信装置であって、各局又は各パスの伝搬路の影響を算出する処理において、伝搬路影響値を使用して受信データに与えられている伝搬路の影響を除去し、情報データを推定する伝搬路影響除去手段と、上記受信データから、推定された情報データを除去するとともに、不要周波数成分を除去して伝搬路特性を推定し、上記伝搬路特性推定信号を出力する伝搬路特性推定手段とを備えたCDMA受信装置において、上記伝搬路影響値を、上記第1の干渉除去段においては、受信データから離散的に配置されている既知データを検出し、この検出既知データと予め設定されている既知データとの比較処理を行なって伝搬路影響値を求め、第K(K>1)の干渉除去段においては、伝搬路影響値として、第K-1の干渉除去段で得られた伝搬路推定信号を用いることを特徴としたCDMA受信装置。
IPC (2件):
FI (2件):
H04B 7/005
, H04J 13/00 G
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