特許
J-GLOBAL ID:200903068133296726

動力伝達機構およびそれを用いた車両

発明者:
出願人/特許権者:
代理人 (1件): 作田 康夫
公報種別:公開公報
出願番号(国際出願番号):特願2001-097949
公開番号(公開出願番号):特開2002-295621
出願日: 2001年03月30日
公開日(公表日): 2002年10月09日
要約:
【要約】【課題】従来のAT車両では変速機として遊星歯車を使用しているが、遊星歯車は成立条件が厳しいため所望車両特性に対して自由に変速比を設計することが難しいという問題点があった。本発明は遊星ローラ伝達機構を用いることにより設計が容易な動力伝達機構およびそれを用いた車両を提供するものである。【解決手段】太陽ローラ21,遊星ローラ22,リングローラ23,キャリア24を有する遊星ローラ伝達機構14を動力伝達手段の一構成要素として使用する。遊星ローラ伝達機構14,クラッチ15,バンドブレーキ16,ワンウェイクラッチ17は共通のトラクションオイルで浸されているため従来車に用いられるAT動力伝達機構と比較して小さい油圧で充分な摩擦力を発生させることができ、小型・安価な動力伝達機構を実現できる。また、油圧損失が低減し、伝達効率が向上するという特徴も有する。
請求項(抜粋):
熱機関による機械的動力を入力し、機械的動力を出力する動力伝達機構において、前記動力伝達機構は複数の遊星駆動機構を有し、前記動力伝達機構は前記遊星駆動機構の構成ローラの回転軸を他の回転軸またはケーシングと接続する接続機構を有し、前記接続機構は湿式摩擦要素によって実現され、前記湿式摩擦要素の摩擦面の一方はもう一方の摩擦面と前記遊星駆動機構のオイルを介して接触し、前記遊星駆動機構の構成ローラは太陽ローラ・遊星ローラ・リングローラ・キャリアにより構成され、前記遊星ローラの少なくとも1つは前記太陽ローラに外接し、前記遊星ローラの少なくとも1つは前記リングローラに内接し、前記キャリアは前記遊星ローラを前記太陽ローラ中心軸周りに公転させると共に前記遊星ローラの中心軸周りに自転可能なように保持され、前記リングローラは前記太陽ローラ・遊星ローラ間および前記遊星ローラ・リングローラ間に押し付け力を発生可能に嵌合され、前記複数の太陽ローラ・複数のリングローラ・複数のキャリアのいずれかは前記ケーシングに拘束される拘束手段を設けたことを特徴とする動力伝達機構。
Fターム (15件):
3J051AA02 ,  3J051AA06 ,  3J051AA09 ,  3J051BA03 ,  3J051BB04 ,  3J051BB08 ,  3J051BC03 ,  3J051BD02 ,  3J051BE03 ,  3J051CA10 ,  3J051CB01 ,  3J051DA09 ,  3J051ED04 ,  3J051ED17 ,  3J051FA01

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